【開催見解】第9回園田競馬後半（8/1～3）
兵庫サマークイーン賞は高知ディアマルコの３連覇！とにかく前２年より強かった、スタートが抜群だった。まだ５歳、この調子なら４連覇、５連覇も可能だろう。今年は悲願のグランダム・ジャパン優勝を目指すべく次走は金沢、読売レディス杯にも出向くとのこと。強固たる精神力、体力なら同地までの遠征も耐えうるだろう。今後も長い旅が続くマルコを応援する。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜（１～３日）の３日間開催でメインは３日に行われるＡ１級の1230メートル戦。エントリー頭数は少なく今のところ５頭の予定。ドリームポリーニ、ヨウライフク、ジャコカッテ、エイシンシャルルは12日に行われた1230メートル戦（１）～（４）着馬。但しこの一戦は通ったコースが大きく 影響した。勝ったドリーム、（２）着ヨウはトンでもない大外、いわゆる砂の浅いコースから伸びて来たものだった。対するジャコは王道のコース取り。果たして今回どんなコース取りになるのか、力差はまったくないと見る。別路線からの参戦はナチュラリー、前走園田ＦＣはスピード的な戸惑いを見せたが、このメンバーなら二の舞はない、即巻き返しだ。
２日のメインはＢ１級の1230メートル戦。連勝狙いは前走、見事なまでの差し切りだったラストチャンスアリ、今回もまた好位が取れそうだし、今の勢いならＶに最も近い存在か。ファインキャプテンは久々の1230メートル戦、それでも過去に（２）（３）着実績だし、気性面から考えると短い方がいいかも。近走なかなか勝ちきれなかっただけにここで流れ、雰囲気を変えたいと ころ。エイシンハヤテは前走（４）着、さすがにこの距離になると走る。しかも今週は中１週、前走以上は必至か。大逃げ狙いはキョウトブッサ、そこまで強力な同型は不在、何となくいいペースで行けそうな感じだが…。
１日のメインはＡ２級の1230メートル戦。期待はスマイルプロバイド、昇級戦にはなるが、これは形だけ、前走同様早めに後続を離して行けるようなら連勝の期待十分。ウインゴスペルはＡ２級なら力は上位、少しでも展開の助けがあれば差し切れる。レコパンハロウィーはウインを見ながら進む策か。決め脚は上位、差し馬台頭の展開になれば黙ってはいない。モンドリュミエールは前走がなかなか粘っこい走り、ただ理想はもう少し内枠がほしかった。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
