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【開催見解】第10回園田競馬後半(8/15~8/17 重賞:摂津盃)

 永島Jが2000勝、下原Jも2500勝と先週は記録達成が続いた。ただご存知の通り永島Jは現在、門別競馬期間限定騎乗中、地元ファンと共に喜びを分かち合えなかった点は残念でならないが、期間満了で園田に戻ってきた際には改めての記念セレモニーが行われるとのこと。楽しみに待とう。サテ今週はお盆シリーズ、15~17日の3日間はベスト日程とは言えないものの連日イベント満載、好レース目白押しですのでどうぞお誘い合わせの上、園田本場まで脚をお運びください。

 

 メインは17日に行われる真夏のハンデ重賞第50回摂津盃。5月の兵庫大賞典に勝ったマイタイザンが放牧充電中、2着だったキクノソルは夏負けからの体調ひと息で戦列復帰は秋以降。それだけにやや小粒なメンバーになったが、それだけどの陣営にもチャンスは生まれたというもの。中心はエイシンニシパに落ち着く。ハンデ頭も57kgなら逆に恵まれたと言ってもいいか。実績面で一歩リードだ。ノブタイザンは3月の六甲盃優勝馬、自分からレースを作れない弱さはあるものの決め脚勝負なら断然この馬。タガノヴェリテは2走前エイシンニシパを完封。スローペースでありながら37秒6の上がりは見事だったし、瞬発力勝負なればV奪回シーン十分。前走でそのヴェリテを負かしたのはエイシンミコノス、展開は不問だし、うまく流れに乗れるようなら引き続き好勝負だろう。マイフォルテ、イルティモーネも展開ひとつで台頭シーンあり。

 

 16日は来月行われる園田オータムトロフィーのトライアルレース園田サマーチャレンジ。兵庫ダービーの1・2・3着馬が挙って出走となり、嫌を無しでも盛り上がること間違いない。1着コーナスフロリダはやや余裕を残した仕上げ、背57kgがどう影響するかだろう。2着クリノヒビキは先週の追い切りで好時計を刻んだ、仕上げに抜かりはない。3着テクノマインドは状態云々よりも内に潜り込めるかどうかがカギ。その他では3走前、菊水賞馬を完封したオータムヘイロー、中2週開けてシッカリ乗っただけに前2走のように伸び脚が甘くなることはなさそう。イナクティーレも順調に力を付ける素質馬、フリオーソ産駒が一層開花かも。

 

 15日はA2級の1700m戦がメイン。前走サマークィーン賞4着クイントゥープルの中心は不動だろう。問題は次位争い、転入初戦ながらも小回りコースに実績のあるキーアシスト、前走勝ちが強烈だったスリーピーアイ、決め脚秘めるキングカヌヌの順か。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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