【開催見解】第13回名古屋競馬(9/11~14 重賞:秋桜賞)

2018年9月10日

 第13回名古屋競馬は9月11日(火)から14日(金)の4日間、「秋桜賞シリーズ」が行われます。では初日からメイン競走を中心に紹介していきましょう。

 

 初日のメインは地方全国交流・GDJ2018のラス前「第12回秋桜賞」(1400m)です。今年は南関東から2頭、兵庫2頭、高知から1頭の出走があります。浦和の3歳馬アンジュキッスは浦和・桜花賞2着以来の実戦ですが、その快速ぶりは南関でも屈指。仕上がりが鍵になりますが、そこは小久保智厩舎。昨年はスターインパルスで制しており、信頼してもいいのでは。大井からはエースウィズ。前走で同じGDJ・読売レディス杯を勝っており、再び他地区での勝利となればポイントの大幅上乗せがあり、タイトル獲得へ望みを繋げられます。兵庫スターレーンは前走はエースウィズにゴール前で差されましたが、粘っこい先行力は今年も健在。今回は岡部騎手が騎乗ということで楽しみ。高知からはお馴染みディアマルコ。今年も全国津々浦々飛び回っていますが、タフさが売りでもあり、夏場の疲れもどこ吹く風。現在GDJポイントではトップ。ここを勝てばダメ押しに!? 地元期待はポルタディソーニでしょう。昨年の同競走は折り合い不安を露呈して惨敗しましたが、この1年で地力を強化し、今や東海公営ではカツゲキキトキトに次ぐ存在までのし上がった女傑。ハナの真後ろが取れる1番枠を引き当てましたし、運も味方しているようです。マダムアルディは兵庫から転じて4戦2勝2着2回。当地の水がよほど合うのでしょう。牝馬らしからぬ勝負根性があり、乱戦になればと穴党にはお勧めです。なお、9RのA-6組には12戦無敗のメモリーファルコンが出走します。この秋はオープン、重賞制覇が具現化してくるはず。こちらも注目です。

 

 2日目はJRA500万条件・A-3組の交流「名古屋CCヴェスタ賞」(1400m)が行われます。やはり馬券はJRA勢中心で、名古屋の交流戦で2着のあるエスプリゾーン、大畑騎手が騎乗依頼を楽しみにしていたドンボラーレ、短距離戦にシフトしてきたアスカノハヤテ、2勝馬サイモンミラベル、昨秋名古屋に在籍して2戦2勝のマリナー。順列は難しそうですが、この5頭を買っておけば馬券は当たる可能性が高いかと。地元はピンクドッグウッドの気勢が上がってこない現状で、オーゴンワンダー頼みですが、速いペースになるとメゲてしまいそう。また10Rには今年初の認定競走・セレクトゴールド第1戦が行われます。3戦3勝、いずれもがワンサイド勝ちのエムエスクイーンに注目してください。来年のクラシック戦線を引っ張るのは間違いなくこの馬ですから。

 

 3日目はA-2組の「けやき特別」(1600m)。ここはなかなかの混戦で、勢いのあるマントン、マイル戦までなら辛抱が利くメモリーフェーブル、当地の水が合ったトウショウアパッチ、相手なりのエスタシオンと上位伯仲。そこにオープン勝ちのあるノボリフジや名古屋記念馬ドナルトソンといった面々が加われば展開も読み切れず、一筋縄では当たらない?

 

 4日目は「サファイアオープン」(1600m)が行われます。牝馬重賞の秋桜賞があった関係でこちらは牡馬中心。初オープンを制して意気軒昂ウォーターディル&こちらも初オープン勝ちとなった加藤誓二騎手に注目。同馬の特性を熟知しており、今回はどんなペース配分を見せてくれるか。くしくもライバルは同厩舎のメモリートニック。こちらも逃げ・先行タイプ。まあ常識的に競りは生じないので、外めの枠を引き当てたほうが控えて、2頭でペースを支配するのが理想でしょう。こちらもメキメキと地力を強化していて楽しみ。マイネルカリスト、ブランニューといった差し馬は自ら動いていく必要があり、仕掛けどころが鍵。他では相手なりのサザンオールスター、ジェイエルマリーンも馬券圏内でしょう。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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