【開催見解】第3回大井競馬(5/8~12 重賞:羽田盃・東京プリンセス賞)
平成29年度第3回大井開催は5月8日(月)から12日(金)までの5日間開催。
初日のメインは「ケンタウルス賞」1800メートル
復帰初戦の駿麗賞を快勝して、3走前金盃5着、前走ブリリアントカップ4着とオープンクラスでも
上位と差のない競馬をしているトーセンハルカゼに最注目。
相手筆頭は大井[4011]と得意としているワットロンクンで、地元勢では2走前にA2下快勝のサブノクロヒョウ、前走正攻法の競馬で結果を出したスパイア、
前走5着から巻き返しを図るターフデザイナーあたりに注目。叩き3戦目で見事な変わり身を見せたメジャーリーガーも軽視はできない。
2日目のメインは「メトロポリタンメイカップ」1200メートル
千四出走の2走前こそ14着と大敗を喫したナイキアドヴァンスだが、
ベストの千二だった前走は2番手からすんなり抜け出して快勝と
スプリント路線での充実ぶりが際立っておりV2に期待。
これの逆転候補を挙げるなら前走ナイキアドヴァンスの2着だったキタサンウンゲツ、再転入初戦を叩かれ良化ムードのアピア、
千二5戦5勝のエクレアオールあたりだろう。
3日目のメインは「第62回羽田盃」1800メートル
最注目はJRAから転入してきたキャプテンキング。
JRAダート2勝、強敵相手となった前走のヒヤシンスステークスでも、しぶとく追い込んでエピカリスからコンマ5秒差の5着と
大健闘。右回りの千八もダート500万で2着しており大きな割り引きにはならない。
全日本2歳優駿で2着だったシゲルコングがヒヤシンスステークスで9着だったことから、
間接的な比較だが、南関クラシックで能力的には楽に足りて良いはず。さばきやすい少頭数立ても脚質から歓迎でレースぶり注目。
4日目のメインは「第31回 東京プリンセス賞」1800メートル
京浜盃で一線級牡馬相手に2着と奮闘したピンクドッグウッドが人気の中心。
断然人気に推されたユングフラウ賞は初の左回りで本来の力をまったく発揮できず7着と惨敗したが、
実績十分の右回りでは牡馬を含めて世代トップの実力があることを前走で証明。
100メートルの距離延長はレースぶりから全く不安にないし、陣営も2冠目は譲れないところ。
大井2戦2勝のシェアハッピーが相手本線。
5日目のメインは「ベンジャミン賞」1600メートル
中野騎手とのコンビでは3戦3勝、今回からBクラス入りを果たしたウインプライズ。
3連勝したいずれのレースも千六で、勝ち時計が43秒台であることから、このメンバー相手だと時計短縮がカギとなるが、
引き続き気配も良さそうで、レースぶり注目。マイル前後での好走歴が目立つシビックハートも注目の1頭。
やや勝ち味に遅いところがあるが、前付けできる脚質で安定感はメンバー中最上位で連軸向き。
文 日刊競馬 津田英憲