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【開催見解】金沢競馬 県営第6回[通算第7回]前半(6/18・20 重賞:石川ダービー)

2017年6月17日

 2017年度・第7回の金沢競馬は、6月18日(日)、20日(火)、25日(日)、27日(火)の4日間。ここでは前半週の展望を。

 

 18日(日)のメイン10Rは「峨山禅師生誕祭特別」(A2-2・1,500m)

  1番 ステージナーヴ 青柳正義

  2番 ケープオブホープ 藤田弘治

  3番 タイキガラハッド 桑野等

  4番 リッシンハレルヤ 沖静男

  5番 ビダンシ 田知弘久

  6番 トウショウアパッチ 吉田晃浩

  7番 ドロダンゴ 西森将司

  8番 ヤマチョウルンバ ▲塚本雄大

  9番 ハニーブーケ 鈴木太一

  10番 ヒャダルコ ☆柴田勇真

  11番 ナスヤマザクラ 平瀬城久

  12番 サーストンマイアミ 葛山晃平

 

 

 半数以上が先行タイプ。何が何でも逃げたい快足馬もいて、ハイペースは避けられない。近走の比較からも舞台が1,500mなら拮抗しているメンバーでもあり、展開一つの大混戦。

 あえて狙ってみたいのは追い込み馬リッシンハレルヤ。出走取消明けが不安ではあるが、直前の追い切り等を見る限り大きな心配はないはず。1,500mで差しも届く馬場とペースというのがベスト条件で、それに合致の今回なら見劣ることのない今季内容で、直線は猛然と伸びてきそう。

 格上の実績タイキガラハッドも距離短縮で見直したい。前走は不向きな1,700mでベストの逃げも打てず、失速やむなしと割り切れる。今季初の3連戦がどうかだが順調な調整ぶり。今回も2~3番手かもしれないが、この距離なら違うはず。

 前回1,700mでも2着に踏ん張ったヤマチョウルンバだが、本質的には短距離向き。今回の方が走れていいはずで、引き続き状態も良さそう。先行タイプでも比較的立ち回りには融通が利く。自在に運んで大崩れはない見込み。

 前走小差3着で力を示したドロダンゴにも展開が向きそう。気性的に折り合いやレース運びが難しいタイプだが、速い流れの方が力を出し切れそうな今季のレースぶりで、地力も十分。

 ナスヤマザクラも先行争い一つの力量と戦績。先行馬多数の外枠で、どう立ち回るかの状況になったが、今季は控えても結果を出しており、ロスのない競馬ができれば首位まで。

 

 20日(火)のメイン11Rは「ダービーシリーズ2017 重賞 第1回石川ダービー」(3歳・2,000m・スピルバーグ賞)

 各地で行われている「ダービー」が金沢にも今年新設された。実は1999年~2004年の7月に「日本海ダービー」という3歳重賞が行われており、十数年の時を経て復刻したと言ったほうが正しいのかも。いずれにせよ、記念すべき第1回優勝馬を目指しての戦いに。ちなみに6回行われた日本海ダービー(1,900m)は牡馬3勝、牝馬3勝。この時期の長距離ということで全体的には牡馬優勢に傾向はあったが、強い牝馬はしっかり好走していた。

 出走予定馬は、ヤマミダンス(優先出走)、ゴールドハリアー(優先出走)、サッキーヘラクレス(優先出走)、ヴィーナスアロー、レソルテ、ナゲッツ、ジェリーロラム、ディターミネイト、バルダッキーノ、ラブフルーツ、ユメヲノセテ、グローリアスザッツ、が出走予定(登録のあったブレイビットアウト、ベインオブゴールドは回避予定。更に回避馬が出た場合はクールマドカが繰り上がって出走)。

 主役は当然ヤマミダンス。金沢では圧倒的な強さで5戦5勝、前走・北日本新聞杯も圧勝。未対戦の馬も少ないだけに、実力面の心配は皆無と言っていい状況だ。前々走・名古屋遠征の大敗で「砂を被ったケース」や「馬体回復」を心配された前走だったが、体重を11キロ戻してシャドーロール着用、そして逃げる競馬で不安を払拭してみせた。慎重に立て直された感じだった前走時より今回の方が気配も良く映る。極端に揉まれない限り戴冠。

 焦点は次位争いだが、勝ったり負けたりの対戦成績や未知の2,000mということもあり、評価が難しいところ。北日本新聞杯は厳しいペースで2~3着には差し勢が浮上。同じような流れになるかは不透明な部分もあるが、2着だった牡馬サッキーヘラクレスには連続好走を期待したい。元々素質は評価されていた馬。気性面等で毎回力を出し切れない印象だったが、前々走でブリンカー着用後は明らかにレースぶりが変わっており、揉まれ弱さも解消中。ここを目標にビシッと2本追い切ったことが奏功なら更に。

 気温上昇で調子を上げている北日本新聞杯3着馬ゴールドハリアーも厳しい流れになれば浮上しそう。スローペースで展開不向きの前走は度外視した方がいい。

 2番人気だった北日本新聞杯は5着と案外だったナゲッツも見限れない。外枠から前で勝負したことで厳しくなった部分もあるし、中間もしっかり調整。次位争いなら差はない。

 昨季はヤマミダンスに次ぐ存在だったヴィーナスアローも本来なら上位候補だが、3月のJRA中山・GIIIフラワーC遠征以来のレースに。減った馬体の回復などに手間取ってのぶっつけになるだけに、今回に関しては…。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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