【開催見解】第3回船橋競馬(6/19~23 重賞:京成盃グランドマイラーズ)

2017年6月18日

 今回の船橋競馬ハートビートナイターは6月19日(月)から23日(金)まで5日間。3日目に第20回京成盃グランドマイラーズ(SIII)が行われます。

 

 初日のメインレースはハートビートナイター記念がB1、B2選抜馬、距離1,200メートルで行われます。ここは3月以来の休み明けでも、スピード魅力なフォルスに注目。確かにここ2戦は条件が上がって苦しんでいますが、かなり厳しい流れだったのも事実。好仕上がりを見せているここは、素質に期待の一戦でしょう。既成勢力では短距離の差し馬タケショウメーカー。ここは逃げ馬が揃って流れが味方しそうです。ヴェスヴィオは前回準オープンの短距離を使って見せ場十分の3着。1周競馬では伸びを欠くシーンがありましたが、この舞台でもうひと花咲かせそうです。7歳で連勝しているリュウノプリンスも短距離なら上位争いに加わってくるでしょう。

 

 2日目のメインレースは短夜賞が3歳以上のオープン、距離1,800メートルで行われます。地元勢では4月にオープン特別を勝っているアサヤケ。この距離は多少長い感じもありますが、最近の中では組み合わせが緩和しており力発揮に期待できます。ヤンキーソヴリンは条件が上がっていますが、息の長い末脚は当舞台向き。一枚落ちのオープンなら食い込んで不思議はないところ。スコペルタは休み明けのハンデがありますが、末脚を生かせる地元のこの舞台は合っているので注意が必要です。遠征馬は距離に不安を抱えるタイプが多いので、展開がカギになりそうです。

 

 3日目のメインレースは第20回京成盃グランドマイラーズ(SIII)が3歳以上オープンで行われます。注目は川崎マイラーズで的場騎手の7,000勝をプレゼントした浦和のリアライズリンクス。年齢を重ねてレースぶりに幅を利かせているところ。ここは前走の再戦ムードだけに人馬とも力の入る一戦でしょう。当時2着のトロヴァオは今季期待の4歳馬。負けたとはいえ、流れを考えれば同馬も健闘の部類。将来は南関東のオープンを背負っていく1頭です。地元勢では多少距離は長いですが、追い込みに定評のあるコンドルダンス、今回がJRAからの転入緒戦となるグレナディアーズも注目の1頭。ダイオライト記念で船橋は経験しており、イキナリから期待できます。この他では実績馬のムサシキングオー、ジャルディーノ、タイムズアローが名を連ねます。実績馬の競演で好勝負が期待されます。

 

 4日目のメインレースは麻綿原特別がB1一組、距離1,700メートルで行われます。準オープンを目指すクラスに実力派が揃いましたが、注目はフミノインパルスでしょう。追ってから味があり、移籍を機に素質が開花。地元のこの舞台もベストと言えるでしょう。ノースフォンテンは前回この条件で2着。同馬もやはり追ってから味があり、外コースの長目の距離は合っています。キングニミッツは大井でB1、B2を勝ち上がっての参戦。中距離での安定感はメンバー屈指の存在。決め手の勝負になればチャンスが広がります。センペンバンカは相手関係、距離がポイントになりますが、スンナリ先行できれば面白い存在です。

 

 5日目のメインレースは千葉ジェッツカップがB1二組下、距離1,600メートルで行われます。地元、遠征馬は互角の様相ですが、先ずは地元勢から。このクラスの安定勢力スティレット、乗り難しいタイプですが、ツボにハマると終いは切れるスマイルゴーイング、スーパープルームが実績的にも上位グループ。3歳のマルヒロナッツオーは折り合いが難しい気性の若さがありますが、素質は古馬相手でも見劣りしません。遠征馬では船橋狙いのカールトンガーデン。前回のこの条件では少頭数ながら3着に敗れましたが、性能上位は地元勢が相手でも見劣りなし。展開ひとつで反撃の期待が高まります。他にも実力派が揃って激戦ムードになりました。(出走予定馬は6月16日現在)

 

ケイシュウニュース 田島啓行

 

 

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