【開催見解】第6回大井競馬(6/26~30 重賞:優駿スプリント・帝王賞)

2017年6月25日

 今回の大井競馬トゥインクルレースは6月26日(月)から30日(金)まで5日間。2日目に第7回優駿スプリント、3日目に第40回帝王賞の豪華重賞二本立てで行われます。

 

 初日のメインレースはシーサイドカップトライアル、パール賞がB1一組、B2一組、距離1200メートルでスピードを競います。ここは転入2戦目で今回と同条件2着のサニーデイズに注目。前走は実力馬アピアと接戦を演じて通用をアピール。今回の動きも良かったので期待できます。約一年ぶりを飾ったイノデライトは大幅に条件が上がりますが、この距離で負け知らずは魅力。中間の上積みも大きいようです。格上ドリームタイム、終いの切れ味勝負になればポルターレ、ロードメビウスなどの伏兵陣にもチャンスがありそうです。

 

 2日目のメインレースは3歳馬のスプリント王決定戦、第7回優駿スプリントがオープンの1200メートルで行われます。ここは4連勝でトライアルも楽勝したサブノジュニアが中心でしょう。逃げ差し自在の機動力を発揮して現時点では最有力候補。これに待ったをかけるのは、船橋のハッピーブーケ。同馬も現在4連勝、前走で当舞台を経験して逆転を狙います。オーブスプリングは道営での実績もあり、転入緒戦を楽勝。時計は短縮可能なレベルだけに一発狙います。トライアルで2着のアイアンハート、3着のジョワラルムも流れひとつで勝ち負けのライン。今年も熱戦が期待されます。

 

 3日目のメインレースは上半期ダート競馬の最高峰、第40回帝王賞が2000メートルで行われます。今年もJRAのビッグネームが顔を揃えました。昨年のJBCクラシックを勝ったアウォーディー、東京大賞典を勝ったアポロケンタッキー、今年の川崎記念優勝馬オールブラッシュ、3歳時にジャパンダートダービ優勝、ダイオライト記念3連覇のクリソライト、交流重賞4勝のケイティブレイブ、フェブラリーSを勝ったゴールドドリーム、そして東京大賞典、チャンピオンズカップを制しているサウンドトゥルーの豪華メンバー。これだけのメンバーが集結するのは近年でも珍しくJRA勢が優位は明らか。地方所属ではここにきて力をつけている大井記念1着のウマノジョー、2着タマモネイヴィーがどこまでやれるかといった一戦。ハイレベルの争いになりました。

 

 4日目のメインレースは武蔵野オープンが距離1400メートルで行われます。ここは距離適性を重視したい一戦でフジノウェーブ記念で3着のサクラレグナム、5月にこの条件で2着している古豪のゴーディー。前走ゆりかもめオープンで1、2着のラクテ、ミヤジマッキーといったお馴染みのメンバーに遠征馬ではマイルグランプリ、勝島王冠を勝っている川崎のセイスコーピオン。新戦力ではJRAから移籍してきた浦和のブルドッグボスも過去の交流実績を考えると緒戦から勝ち負けになりそうです。

 

 5日目のメインレースはムーンビーチ賞が準オープン、距離1800メートルで行われます。ここは個性派が揃いましたが、地元勢では追い込み強烈なレーザー、ベストは千六でもこの条件で2着があるサブノクロヒョウ、終いの切れ味では負けていないデュアルフレイム、距離得意なスパイア、コスモカットといった面々。遠征馬では大井に実績がある浦和のブレーヴマン、休み明けでも昨年の戸塚記念を勝っているベルゼブブなどがエントリー。ワンランク上を狙う実力馬が揃って混戦ムードになりました。(出走予定馬は6月24日現在)

 

ケイシュウニュース 田島啓行

 

 

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