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【開催見解】金沢競馬 市営第2回[通算第9回]後半(7/23・25 重賞:金沢スプリントカップ)

2017年7月22日

 2017年度・第9回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、7月23日(日)、25日(火)の2日間。

 

 23日(日)のメイン12Rは「名舟大祭特別」(A1-2・1700m)

  1番 アイナ 藤田弘治

  2番 カフジスター 中島龍也

  3番 トゥルースカイ 平瀬城久

  4番 ノーネームホース ☆栗原大河

  5番 タツミリュウ 堀場裕充

  6番 エムティサラ 青柳正義

 

 回避馬多数で少頭数。これまで逃げ争いに左右されてきたタツミリュウにとっては絶好の勝機到来。オープン活躍時の馬力こそ望めぬ今季だが、2組で自分の競馬「1500~1700mでの逃げ」なら2着2回と好走はできている。まして今回はオーバーワークが心配になるほどの猛追い切り。勝ちたい意欲も伝わってくるだけに中心視。

 一線級相手以外では頑張れているアイナは、ここにきて差し一辺倒のレースぶりからも脱却中。引き続き気配も悪くなく、2着のここ2走より今回の1700mが適距離。タツミリュウ以外に見劣ることはないメンバー。

 カフジスターの昨季1勝はこのレース。中央時も含め、夏場に調子を上げる馬でもあるし、距離適性と実力は十分。取消明けの前走も道中は見せ場。順調な今回、変わり身があっていい。

 前走は直線で目立つ伸びを見せたエムティサラも少頭数で好走歴があり、侮れない。

 

 

 25日(火)のメイン11Rは「重賞 日本トーター杯 第15回金沢スプリントカップ」(3歳以上・東海近畿交流・1400m)

 金沢では珍しい短距離の重賞。9月にオータムスプリントカップとして行われていたが、2013年から7月に移動して、名称も少し変更された。

 

 過去5年の優勝馬は

  2012第10回 ナムラダイキチ(金沢・牡4)・・・畑中信司 良・1分27秒6

  2013第11回 サミットストーン(金沢・牡5)・・・吉原寛人 良・1分28秒6

  2014第12回 セイカアレグロ(金沢・牡9)・・・吉田晃浩 稍・1分29秒2

  2015第13回 トウショウセレクト(兵庫・牡8)・・・木村健 良・1分28秒3

  2016第14回 タガノギャラクシー(兵庫・牡6)・・・下原理 不良・1分28秒3

 2008年は笠松・名古屋勢が1~4着を独占したが、2006年までと2009年は地元馬と遠征馬で1着2着を分け合う結果。以降は地元勢が優勢で2014年まで6連勝。2015年は1着(兵庫)→2着(名古屋)→3着(金沢)、2016年は1着(兵庫)→2着(兵庫)→3着(笠松)の決着。2年連続で好走する馬が多いのも特徴のレース。

 

 牝馬の連対は2008年の勝ち馬シールビーバック、2010年の2着クイーンズコート、2014年の2着タッチデュールの3頭。3着も3回だが、牝馬の出走自体が少なく参考程度に。

 スピードが要求される距離だけに、先行馬同士の決着は多いが、ナムラグローリーは後方から差し切って連覇(2009年は3着にもコパケンサンバが突っ込んで3連単74340円)。人気薄の差し・追込馬が台頭することも多いレース。特に穴党の方にはそういった脚質の馬がオススメだが、勝ち馬はある程度人気を集めていただけに、あくまでヒモ穴での狙い。

 今年のメンバーは(21日時点の出走予定馬・予定騎手)

  タッチデュール(笠松)・・・筒井勇介

  ドリームコンサート(兵庫)・・・川原正一

  マークスマン(兵庫)・・・竹村達也

  マイネルボールド(笠松)・・・渡邊竜也

  ライスエイト(笠松)・・・池田敏樹

  メイジン(金沢)・・・優先出走

  ウインプリマ(金沢)・・・希望投票

  トゥヴァビエン(金沢)(回避の可能性もあり)

  (登録のあったミスアバンセ、マイネルリボーン、ナツは回避予定)

 

 昨年も8頭立てだったが、今年も残念ながら少頭数に。勝ち馬候補は3頭の見解。

 実績一番は昨年の2着馬、兵庫・ドリームコンサート。2月以来の6月・園田FCスプリント5着からの参戦。その前走は不慣れな距離で出遅れて後方からに。行きっぷりも悪かったが、直線だけで0秒5差まで押し上げて見せ、地力は見せた。ダートグレードでも入着した頃の勢いは年齢的にもなさそうだが、このメンバーで先行すれば当然好勝負。

 金沢転入後7戦6勝のメイジンも期待大。当地唯一の敗戦は百万石賞で、2100mではあり得ない超ハイペースを踏ん張ったもの。まだまだ底を見せていない。決してスプリンターではない逃げ馬だが、この一戦に対応のスピードは十分、ここ目標に順調。ドリームコンサートを制してハナを切れれば勝ち負けになるはず。

 今年、兵庫A1を3勝のマークスマンも実力上位。3・4走前の連勝などからも1700m以上を主戦場にしている印象もあるが、3勝のJRA時は1400mがベスト、園田1230mや1400mでも普通に好走。むしろ折り合い面を考えると距離は合うくらい。5着のここ2走は先着馬より重い斤量だけに悪くなく、割と自在に動ける点も魅力。首位争い十分。

 前回A1-1勝ちウインプリマの勢いにも注目。前々走でメイジンに完敗しており、逆転までは難しく、前走のような逃げも難しい顔ぶれだが、本質的には1400~1500m向き、好位からでも問題ないタイプ。上位争いには加われそう。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

 

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