第522回サラブレッドオークション(2024/10/3実施)Pickup Horse
今週はG2・アルゼンチン共和国杯優勝馬ムイトオブリガードの全弟ダイヤグラフ号(牡4歳、父ルーラーシップ)と半妹ピサノグラフの22号(牝2歳、父サトノクラウン)が出品されます。
ダイヤグラフ号は昨年1月の中京・3歳新馬(芝2000m)でデビューし、初ダートとなった3戦目の阪神・3歳未勝利(ダ1800m)で初勝利。1勝クラスでは全てダート戦に出走し、2着2回、3着4回。堅実な走りで毎回のように掲示板に載る活躍を見せています。重賞馬ムイトオブリガードの全弟ではありますが、ダート適性の高さは誰もが認めるところです。祖母にはG1・マイルCSを優勝した名牝シンコウラブリイがおり、近親にも重賞ウイナーやオープン馬が多数存在。実績、血統背景、4歳という年齢を考えると、新天地でのさらなる活躍に期待がかかります。
そのダイヤグラフ号の半妹ピサノグラフの22号は、G1馬であり、ダービー馬タスティエーラの父でもあるサトノクラウンの産駒となります。確かな母系背景は全兄が証明してくれていますので、本馬もゆくゆくはその良血ぶりを遺憾なく発揮するでしょう。また、引退後はその血統背景を活かして、繁殖牝馬としても非常に楽しみな存在となりそうです。