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【開催見解】第9回門別競馬(8/13~15・8/20~22)

2013年8月12日

【開催見解】第9回門別競馬(8/13~8/22)
 今開催は3日目にホッカイドウ競馬が誇る最高峰レースである「ブリーダーズゴールドカップ」、4日目には2歳牝馬による「リリーカップ」、6日目には3歳馬たちの三冠の最終関門となる「王冠賞」。重賞3鞍が行われる。
【重賞競走】
○8月15日
第25回 ブリーダーズゴールドカップ 3歳以上オープン交流 距離2000m
1.ナニハトモアレ
2.ハタノヴァンクール
3.グランドシチー
4.ハタノゼフィロス
5.ランフォルセ
6.エイシンナナツボシ
7.スーパーパワー
8.シビルウォー
【展望】アメリカのブリーダーズカップの日本版を目指して、馬産地である北海道で創立されたレースも、今年で四半世紀を迎えた。紆余曲折がありながらも、よくぞここまできた、というのが実感である。毎年、JRA勢が独占するレースであり、地元馬の参戦も少なくなっている現状では、少頭数もやむを得ないかもしれない。注目は一昨年、昨年と2連覇中のシビルウォー。昨年と同様にマーキュリーCを叩いての臨戦となるわけだが、門別コースとの相性の良さからいっても、3連覇の可能性は十分か。ただ、今年は4歳馬のハタノヴァンクールが参戦してきた。古馬になってからも、川崎記念を制しており、ナイターも経験済み。斤量的には不利でも、4歳の年齢差に伸びしろの大小は存在するはずだ。同じくマーキュリーCからの参戦となるグランドシチーとランフォルセも上位は狙える力関係。地元では末脚切れるスーパーパワーがどこまで通用するか。展開が乱れた場合は入着は十分にあるだろう。
(陣営の談話)
1.ナニハトモアレ 転入緒戦の前走は、スタートで躓いて落鉄したし、勝負どころでひと脚使っただけで、まともに競馬ができてない。この中間の状態はいいよ。
2.ハタノヴァンクール 前走もデキは良かったが、いい経験になったと思う。今回は短期間で集中して仕上げている分がどうかだが、見た目には問題ない。
3.グランドシチー 前走はある程度の位置を取りに行った分、伸びませんでした。追い切りの動きが良く、状態は前走よりいい。今回は本来の競馬で改めて。
4.ハタノゼフィロス なかなか勝利に手が届きませんが、絶好調と言えるデキ。JRA勢は強いので、厳しいレースになるのは承知。敢闘精神を持って挑みます。
5.ランフォルセ 前走は大きく離されなかったし、頑張ってはいるが、最後のひと押しが物足りなかった。その後は函館で調整。体が締まって上積みが感じられる。
6.エイシンナナツボシ 順調に使われてきたので、体調面の不安はありません。昨年の道営記念当時と変わらないデキで臨めそうです。JRA勢を相手にどこまで。
7.スーパーパワー 前走後も順調にきています。中央の強豪相手なだけに、勝ち負け云々はできませんが、頭数が少ないので、レース自体はしやすいでしょうね。
8.シビルウォー 休み明けの前走もしっかり調教を積んだが、反応がもうひとつだったのは、やはり久々のせい。門別は相性のいい舞台。今年も楽しみ。

○8月20日
第10回 リリーカップ登録馬 2歳オープン牝馬 距離1000m
・クリノエリザベス
・ニシケンムート
・ラブミーブルー
・ルアムミット
・エメラルナデシコ
・ダブルハッピー
・ビービーキャンディ
・ラヴラヴフェイス
・カクシアジ
・スターキー
・ピンクノサイロ
・ワンダフルタイム
【展望】栄冠賞を制したノットオーソリティは牝馬でありながらも、初日のオープン特別に回ったのは、距離適性を考えられたものだろう。新馬、ウィナーズCを連勝したクリノエリザベスだが、一気に相手が強化したウィナーズCでは、2着馬に1秒4の差をつける圧勝ぶり。抜群のスタートダッシュを武器に、無傷の3連勝も可能だろう。カクシアジは初戦でそのクリノエリザベスと顔が合ったのは運がなかった感じだが、しかし、その後は2連勝。どちらも後続を寄せつけないほど、絶対スピードを見せつけている。今なら初戦の雪辱も果たせるかもしれない。相手なりに走れそうなラブミーブルー、初戦が好時計勝ちのビービーキャンディ。どちらもサウスヴィグラス産駒だから、この距離ならの思いもある。

○8月22日
第34回 王冠賞登録馬 3歳オープン 距離2600m
・ミータロー
・クラグオー
・ビービーコモン
・ファキナウェイ
・ライプメイン
・ストロングサンデー
・レオニダス
・ミラクルヒカリ
【展望】北斗杯がシーギリヤガール、北海優駿がミータロー。その三冠の最終レースである。例年、絶対頭数が少ないだけに、白熱といったレースにはならないが、今年の場合は、ミータローの存在によって、一本筋が通っているのは確かである。ジャパンダートダービーで強豪に揉まれたことは、必ずや今後に生きてくるに違いない。北海優駿2着のストロングサンデー、3着のライプメインが相手として有望視されるだろうが、狙いの妙なら、4着のレオニダスか。まだ6戦のキャリアから、まだまだ伸びしろはあるだろうし、父ステイゴールドなら距離延長は願ってもないはずだ。

○8月13日 初日メイン10R
1.ナイトバロン
2.パツキン
3.ノットオーソリティ
4.グランドファシナ
5.キタサンシンゲキ
6.クリスタルレーヴ
7.サーモピレー
8.コパノサムタイム
9.カカリア
10.ヒワノスーパー
11.アスリートラヴ
【展望】新馬→栄冠賞と完全にエリート路線に乗ったノットオーソリティ。その勝ちっぷりも好位から4角で先行馬を射程圏に入れるなど、見ていても安心感があるほど。千歳の社台ファーム生産馬だが、逆転を含ませたいサーモピレーは、安平のノーザンファーム生産馬である。初戦はスピードに乗ってからは他馬とは手応えが違っていたくらい。センスの良さでは五分以上と言えるだろう。栄冠賞では末脚の伸びが目立ったパツキン、並んでからの勝負根性を見せたナイトバロンも、この一戦で今後を占えるはずだ。
(陣営の談話)
1.ナイトバロン 速い流れにも対応したようにセンスがありますね。トビが大きい方ですし、忙しいよりは距離が少しでも延びた方がレースはしやすいでしょう。
2.パツキン ソエも固まりました。もう大丈夫です。動きもひと追い毎に良くなり、力の出せる仕上がり。前走はあの相手に食い下がったのは自信になりました。
3.ノットオーソリティ 栄冠賞以来になりますが、ほど良いレース間隔と思います。この間の調教量も十分ですからフルに力を出せるデキ。自信を持って臨みます。
4.グランドファシナ 使われながら、良くなってきています。まだコーナーで動けないし、スパッと切れませんが、徐々に慣れてはきていますからね。
5.キタサンシンゲキ 2戦目で一変してくれました。あの内容ならクラスが上がっても楽しめそうです。レース間が少し開いていますが、頑張ってくれるでしょう。
6.クリスタルレーヴ 前開催も出走できる態勢にありましたので、休み明けだった前走とはデキが違います。馬体も絞れてきました。変わり身に期待しています。
7.サーモピレー 前走は砂を被って若さを覗かせましたが、外に持ち出すとスピードの違いを見せました。やはり能力があります。恥ずかしい競馬はしない。
8.コパノサムタイム 間隔は開きましたが、デキは悪くありません。前走は砂を被って自分の競馬ができませんでしたが、今回は思い切ったレースをさせます。
9.カカリア 前走は1枠で引くに引けないところがありましたね。あの経験が糧になるでしょう。ハナにこだわらず競馬もできます。スピードが生かせるようなら。
10.ヒワノスーパー 前走は新馬戦の時のように、直線だけで決めてくれました。力を再認識しましたね。ここも展開が向くかどうかでしょう。楽しみにしています。
11.アスリートラヴ ひと息入っていた前走は大敗したが、スタートミスがなかったのは収穫。デキが上がってきたので、今回はもっとやれると思います。
(競馬ブック・松本英博)

 

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