【開催見解】第10回ばんえい十勝(8/17~8/19・8/24~26)
第10回ばんえい十勝
第38回ばんえい大賞典(BG3) 3歳オープン別定 8月25日 10R
出走予定馬
○アグリナデシコ (660キロ)
○オホーツクノタカラ (680キロ)
○オレノココロ (680キロ)
○コウシュハウンカイ (690キロ)
○コウシュハクィーン (660キロ)
○ショウチシマシタ (690キロ)
○ソウクンボーイ (690キロ)
○ダイコクパワー (690キロ)
○ナナノチカラ (670キロ)
○マツリダワッショイ (680キロ)
【解説】3歳三冠レースの第一戦目。ハンデ差があるため、例年、勢いのある軽量馬が活躍する傾向にあるが、今年はハンデ差がほとんどなく、実力馬同士の決着になりそう。実績ナンバーワンは昨シーズン二冠のショウチシマシタ。イレネー記念以来5カ月半振りの実戦になるが、ここに向けて入念に乗り込まれてきた。一カ月前には本走路に入れての稽古もしており、順調。本番まであと一週間あれば万全に仕上げてくるだろう。昨シーズン、ヤングチャンピオンSを制したソウクンボーイだが、なかなか調子が上がらずに苦労していたが、前走が強い内容での今季初Ⅴ。ギリギリ間に合った。切れ味は世代で一番の存在。コウシュハウンカイは今季は開幕から格上馬相手に毎回勝ち負けしているようにデキは上々。はまなす賞では障害で手間取り初めて崩れたが、前走は修正して巻き返した。イレネー記念はコースの差で3着。重賞初Ⅴを狙えるポジション。その他では能力がありながら若さが出て結果を出せなかったダイコクパワーが今季はすでに6勝をマーク。4歳相手のはまなす賞では2着と力を見せており、気性面での成長がある今は侮れない存在。
第3回地吹雪賞 3歳以上選抜定量 8月18日 10R
出走予定馬
○アアモンドマツカゼ (480キロ)
○キンノカミ (500キロ)
○ハイカラサン (470キロ)
○フクノカミカゼ (500キロ)
○フジダイビクトリー (500キロ)
○ブラックパール (480キロ)
○ヤマトチカラ (500キロ)
○ユーファンタジー (480キロ)
○リードムサシ (500キロ)
○ワタシハスゴイ (480キロ)
【解説】定量500キロ。牝馬20キロ減、4歳馬10キロ減。スピードを争う一戦。この条件で毎年活躍するのが7歳牝馬のワタシハスゴイ。今季はB4クラスまで降級してここまで4勝を挙げており、スピードでは抜けた存在。障害がポイントも480キロなら心配ないし、過去の実績からも軸は不動と見た。相手探しの一戦に。その筆頭は昨年稲妻賞で2着と好走したフジダイビクトリー。今季は一線級との一戦で初勝利を挙げるなど5歳馬で一番勢いがある。スピード勝負にも滅法強く、障害も安定。展開ひとつといえよう。アアモンドマツカゼは昨年の地吹雪賞で54秒をマークした。今回のメンバーの中では最速。調子も上がっており、一発の魅力も。その他では初挑戦となる実績上位のキンノカミ。伸び悩んではいるが、ハナの速さはここでもヒケは取らないし、大きく変わっても不思議はない。
競馬ブック 定政 紀宏