【開催見解】第11回金沢競馬前半(8/20)
夏場は「火・日・火」の変則3日間開催となっている金沢競馬。今年度第11回の今開催は8月20日(火)、25日(日)、27日(火)。25日(日)には重賞も行われるが、ここでは前半週の展望を。
20日(火)のメイン(最終11R)は「輪島大祭特別」(A3・1500m)
1番 メイショウデュ-イ 葛山晃平
2番 ジパングダマシイ 松戸政也
3番 メッセージ 青柳正義
4番 ヒシパーフェクト 沖静男
5番 ジュウワンブライト 堀場裕充
6番 サクライーグル 藤田弘治
7番 シンコーロマン 寺地誠一
8番 エーティーショパン 吉田晃浩
9番 メジャーホーネット 米倉知
状態面で半信半疑な馬が多い一戦。それなら4連続連対中メッセージに期待。このところの好調そうな気配も好成績の原動力だが、昨秋の転入後も6勝を挙げたように元々能力十分。スンナリ先行が必須のタイプではあるが、距離は不問。近走で振り切った相手が大半なら期待は当然。
逆転なら同じく先行タイプのシンコーロマン。転入当初から太く映るが、4走いずれも期待を下回る結果に終わっているのは追って反抗する気性面も要因。併走での追い切りは相変わらず文句ない動き。ハナを切ったこれまでと違い、メッセージをマークの2番手の競馬で違った結果が出ないか。
転入馬エーティ-ショパンも昨年まで短距離の中央500万下好走。実績的には好勝負必至。大幅な馬体増とモタついた追い切りがどう出るかだ。
一昨年の2歳重賞2勝馬で中央から再転入のジュウワンブライトも力的には好戦可能。ただ、こちらは減った馬体の回復していればの条件付き。
状態の下降と距離不足は心配なサクライーグルだが、揉まれない展開に持ち込めれば力上位だけに軽視はできない。
地力的には最上位のヒシパーフェクトは不安の残る攻め内容で割引を。穴なら揉まれない展開になった時のメジャーホーネット。
また10Rには「JRA交流 能登禄剛崎賞」(3歳・1400m)も行われ、JRAのモズマッテタワ、バルバドスブル-、マキオボーラーが有力候補。ただ、圏内の馬や先行タイプが多数のメンバー構成でもあって、波乱も十分。
(文:競馬カナザワ 大井明洋)