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【開催見解】第14回 名古屋競馬(9/30・10/2~4)

2013年9月29日

 第14回名古屋けいばは『トルマリンシリーズ』と銘打って、9月30日・10月2~4日の計4日間で開催されます。ここでは各日のメインレースの展望をお伝えします。

 

初日のメインはA-4・B-1組の【天秤座特別】1400m

 前開催と額面上は同じでも、今回は前走勝ちが7頭も出走。連勝中の馬も3頭を数え、好調馬ぞろいの一戦です。その中でも転入後は5連勝のドルフィンハートの勢いはまさに凄まじいもので、ここも独壇場になるとみています。ジョッキー競走でもあった2走前にこの鞍を完勝しており、前走も難なく先手を奪って逃げ切りました。レースを重ねるごとにスタートダッシュが鋭くなっており、目下のところ死角らしいものは見当たりません。唯一の3歳馬であるケイツーリマークにわずかながら逆転の可能性があるか、といった程度でしょう。連対ならゲート難が解消したマイバーチューにも資格がありそうで、いずれにしても配当的には堅く収まる雰囲気です。

 

2日目のメインはA-3b組の【ブーゲンビレア特別】1600m

 前回の2、3着馬アイビスティ、ロードパルジファルが主力です。近走を見る限り、この2頭の実力は互角で、十分な形に持ち込めた方が勝利に近づくということでしょう。前者は素早いダッシュから主導権を握ってマイペースで運ぶこと。後者はこれをきっちりとマークできる位置取りを確保できるかがポイントです。これらに割って入るとすれば、ひと息後を叩かれたグランデタキオンが候補に挙がります。ただ、器用さを欠くタイプで、テンから後方に置かれるようだと気分が乗らずに凡走というケースもありそうで、信頼感はもうひとつ。これとの比較なら、地味ながらも堅実に脚を伸ばすハンサムボーイを加える方が得策かもしれません。

 

3日目はシリーズメインのA-1組【トルマリンオープン】1900m

 各地で地方交流重賞が組まれていることなどが絡んで、登録の段階の13頭から一気に減ってしまいそうなのが残念。ただ、少頭数でも馬券からバッサリと切り捨てることができる馬がいないというのが本音。その点では馬券的に楽しめそうな一戦です。夏場も順調に使い込まれて、好走を続けているスウィングダンスが中心に最適でしょう。この距離も5戦3勝と得意なクチで、少なくとも馬券の対象から外れることは考えにくいです。生え抜きのノゾミカイソクは夏場をじっくりと休養にあてました。ここが復帰戦になるわけですが、前走ではスウィングダンスに勝っており、実力は互角以上なのを実証しました。昨秋の休養明けは1400m戦で0秒4差の4着でしたが、本質的にポン駆けは利く方と判断しています。引っ掛かる点は3戦して馬券絡みがない1900mという距離で、ムキになる面が出てしまうようだと凡走の可能性が高くなります。メモリージルバは距離適性の点では最上位かもしれませんが、7月の名港盃では見せ場もなく沈んでしまいました。もうひとつ上を目指すためには信頼を回復するようなパフォーマンスが必要で、涼しくなった今、まさに正念場を迎えた感じです。ルクレルクは前走を見る限り、この距離はいくぶん長すぎる印象を受けました。9月戦を全休して馬体の立て直しを図ったようですが、好走には折り合いが大きなポイントになります。休養明けを叩かれた古豪マルカハンニバルは復帰戦が着順ほど悪い内容ではなかったものの、大幅な馬体減があったのはマイナスで、少しでも回復しているのが望ましいです。

 

4日目のメインはA-2組の【はなのき特別】1400m

 前開催のオープンで久しぶりに馬券絡みを果たしたミサキティンバーに注目でしょう。ただ、距離が1400mになったのは微妙な材料です。昨年11月には今回と同条件で唯一の逃げ切り勝ちをおさめていますが、最近の出脚であの再現を望むのは難しい気がします。かといって、9月11日戦でこれに先着したギンザナイトは体質の弱さが劇的に改善した様子はなく、距離適性の高さだけが頼りといった感じ。転入緒戦で底力の高さを再認識させたナウンステージとて、攻め馬の掛かりは良くなった印象ですが、フットワークの甘さは相変わらずで半信半疑です。このような状況ならば、距離不足なのは承知でキリマンジャロを中心に抜擢するのが意外に良策と思えてしまうほど。一筋縄ではおさまらない一戦です。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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