【開催見解】第14回園田競馬後半(10/9~11)

2013年10月8日

怪我から復活した木村Jはいきなり全開だった。初日7鞍の騎乗は1勝止まりだったものの2日目8鞍のフル騎乗で2勝、そして翌3日目には3勝を挙げ計6勝。しかも3日目に挙げた3勝のうち2勝はバテかけた馬をもう一度生き帰らすゴール前の差し返しと逃げると見せかけて前半他馬を動かせておいて3番手から抜け出すと言う彼でなければできないような味なレース運び。とにかくアグレッシブな騎乗で場内を湧かした。本当にこれが2カ月も休んでいた男なのだろうか。今週は更なる活躍が見込めるものだと…。

 

  サテ園田競馬は今週も水、木、金曜の3日間 開催(9~11日)期間中のメインは9日に行われる第53回姫山菊花賞。交流重賞と言うことで笠松からドリームカトラス、名古屋からサイモンロード、ピッチシフターの計3頭が遠征してきた。中でも最有力はサイモンロードだろう。前走さきたま盃こそ[11]着と崩れてしまったものの2走前のかきつばた記念は[3]着、4走前の名古屋大賞典は[4]着と強力JRA馬が参戦のグレードレースでも大崩れしていないのだから相当な能力であることは確か。唯一の不安はレース輸送に弱い点だが、先々週の地元重賞を回避してまでの遠征だけにこれはかなりの勝算、自信があるものか。3歳牝馬ピッチシフターも目下3連勝中と絶好の勢い。強力古馬に混じってどんな走りになるががポイントになるが、ユメノアトサキを差し切った1月の園田クイーンセレクションからもセンスは相当。迎え撃つ地元勢は摂津盃完勝のホクセツサンデーが最有力。今回は主戦の木村Jが騎乗する点も大きなアドバンテージに。そのサンデー相手に摂津盃[2]着善戦のシルクダイナスティもレース巧者振りを存分に発揮するだろうし、ハイパーフォルテ、ダイナミックグロウは共に休み明けながらも好仕上げをアピール。単騎逃げになりそうなユメノアトサキも要警戒、先日の凱旋門に勝ったのも地元3歳牝馬でもあったし…。

 

 10日はA2級の1400m戦がメイン。再転入緒戦快勝だったラヴフェアリーが回避したことにより変わって浮上は戦列復帰後[2][2]着、着実に調子を上げるソトビートだろう。追い切りの動きも確実に前走時以上、レース巧者の同馬にとっ てはテン乗りもさほど気になる材料でない。騎乗馬が3頭重複した永島Jはマイネルテゾーロを選択、逃げ差し自在のレース運びに魅力を感じるし、何よりも今のデキの良さは特筆ものだ。エーシンセントラル、キャプテンユウキあたりも大差はない。特に坂本Jを起用してきたキャプテンは僅差2走前[3]着再現の大逃げに出るか。

 

 11日はA1級の1400m戦がメイン。昨年の年度代表馬ニシノイーグルが5カ月ぶりに出走となる。共に能検は最後まで馬なり、余力残し好走。気性的にポン使いも効きそう。園田チャレンジカップを豪快に差し切ったキューティガビー、着実に力を付けるプレストンシャトー、堅実駆けタガノバロットも当然圏内でここも好レースが期待できそう。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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