【!】各キャンペーンエントリー状況をご確認下さい

【開催見解】第16回 名古屋競馬(10/29~11/1)

2013年10月28日

 第16回名古屋けいばは10月29日(火)から11月1日(金)までの連続4日間開催で行われます。秋競馬もたけなわ。今週は台風一過の青空のもとでの熱戦が見られそうです。では注目レースを順に紹介していきましょう。

 

 初日のメインはB-1組の『さそり座特別』。ここ数開催の同鞍に比べるとやや小粒な顔ぶれですが、実力が拮抗して馬券的には面白そうな一戦です。そんな中、おそらく一番人気に推されそうなのがブラックウィドー。逃げたときとそうでないときの強弱の差が大きい馬ですが、ここも何とかハナは主張できる組み合わせ。それならば…といったところでしょう。ただ、気になるのは中央、地方通じて初の1800mということ。短距離志向であるだけに不安がなきにしもあらず。イワクラギンガは前走の強さに目を見張るものがありました。逃げるブラックにプレッシャーをかけながらの追走なら単の魅力は十分。また、一転して差し馬向きの流れになれば、タケデンイエローやブルーアンプロシアの台頭までありそうです。

 

 2日目は9RにJRA500万下との交流戦『名古屋CCサテュロス賞』が組まれています。実は前開催の交流戦もJRA勢の布陣は手薄と思われましたが、終わってみれば1~3着独占という結果。今回も戦績的に特筆する馬はいませんが、500下で1桁のゴールドジェーンや、交流2着があり名古屋コースの経験もあるワイドクロスなどが有力。迎え撃つ地元勢は本来ならスプリングCの勝ち馬で駿蹄賞2着もあるエストレーモが大将格ですが、今回は6月以来の復帰戦。となると前開催の交流戦で地元馬最先着の4着だったナウンステージが頼りでしょうか。距離が1400mから1900mに延びるのはプラスに作用しそうです。ぜひJRA勢に一矢報いてほしいもの。
 11RはAー3b組の『パンジー特別』。アイビスティ、ケイツーリマークの3歳牝馬2頭に、復活成った古豪ホウライオーカン、レッドフェアリーの藤ヶ崎一勢が上位を形成。中央時に交流勝ちのあるネオエピックも移籍2戦目での上積みに期待したいところです。

 

 3日目は今シリーズのメイン・未来優駿2013『第52回ゴールドウィング賞』が行われます。注目は現在6戦6勝、その全てがワンサイド勝ちという地元・名古屋のリーダーズボードでしょう。既に2つの認定競走を制しており、ここを勝って全国区へ名乗りを挙げる予定です。初のマイル戦になりますが、掛かる馬ではないので問題があるとは思えませんし、ローテは詰まっていますが、脚元への負担もなく順調な仕上がりを見せています。同馬の7連勝は濃厚でしょう。ただ、出走馬の中で唯一、逆転の可能性がある馬がいます。それが笠松のリックタラキチ。道営で1勝を挙げて移籍してきたのですが、笠松での2戦が圧巻の強さ。勝ち時計は笠松の1組、重賞レベルを上回っています。底を見せていないだけに何とも不気味な存在でしょう。他の馬では逆転は無理。マイル戦で勝ち鞍のあるノゾミダイヤ、決め手上位のサウスオリヴィエ。そして笠松のカツゲキサクラといますが、恵まれて2、3着。道営からの移籍緒戦となるリンカスイートは力はありそうですが、久々がどうかというところでしょう。
 また、同日9RにはA-1組の『トパーズオープン』が前座として組まれています。スウィングダンスは目の負傷のため回避しましたが、オープン3連勝を狙うミヤジチョビ、ここを勝って再び重賞戦線へ挑みたいメモリージルバ、中距離得意のトーホウカイザーなどが出走予定です。一線級は不在ですが、なかなかの好メンバーが揃いました。

 

 最終日、4日目はA-2組の『アカシア特別』がメイン。上位は混沌としていますが、前走、オープンでもそこそこの競馬をしたラヴィドールやロードパルジファル、すでに2組を勝っているエーシンハップルが有力。シルクヴェリタスもそろそろ夏負けから立ち直ってもいいころで、本命党から穴党まで楽しめるレースになりそうです。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞