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【開催見解】第11回高知競馬(11/9~11/24)

2013年11月8日

 高知競馬は第11回開催がスタートする。今開催は9日〔土〕、10日〔日〕、16〔土〕、17日〔日〕、23〔土〕、24日〔日〕の6日間開催。

 

17〔日〕には3歳馬による第2回土佐秋月賞が行われる。昨年はケイズイーグルが制し、重賞初制覇。その後は中央に戻ったものの結果が出ず、現在は再び高知で走っているが、まだまだ昨年の走りからはほど遠い。一年が経過し、いまだに活躍していると言える同世代の馬はヒロカミヒメくらいのものであり、時の流れは残酷にも映る…。3歳3冠戦線が終了し、今年もそれぞれ勝ち馬が異なる混戦世代だったが、果たして第2回の勝者はどの馬か。今後の飛躍につながる一戦になることを願いたい。

さて、先週は黒潮マイルチャンピオンシップが行われたが、実に不思議な一戦だった。出走馬9頭のうち、トニフィカーレ、ヒロカミヒメの2頭が牝馬だったが、なんとその2頭でワンツー〔3連単は35万超え!〕。しかもそれぞれに下村騎手、別府騎手の女性ジョッキーが騎乗しており、男たちは揃って撃沈という結果に終わった。勝ったトニフィカーレは福山競馬からの転入馬。元々下村騎手のお手馬だったが、乗りづらい面があり、勝ち切れないレースも目立っていたが、赤岡騎手にスイッチすると走りが安定し、牝馬限定の準重賞ミラク特別を制覇するまでの出世を見せていた。そのレースの2着馬がヒロカミヒメ。黒潮マイルチャンピオンシップでもトニフィカーレに遅れを取る形となった。  それにしても男衆は一体何をしていたのだろうか。人気サイドだったウォーターデューク、ザグ、ナムラハンター、リワードアンクにはそれぞれ西川騎手、中西騎手、赤岡騎手、永森騎手といったリーディング上位騎手が騎乗。それらの叩き合いを予想したファンが殆どだったと思われるが、馬券に絡んだのが3着ナムラハンターのみというのは淋しい限りである。荒れた要因は、逃げたヒロカミヒメが超スローペースを作り出したことだろうが、それでも各馬上がり時計が平凡。全体時計も1分49秒2にとどまった。同日のA3組の勝ち時計が1分47秒1だったことを考えても、牝馬2頭以外は不完全燃焼の一戦だったということだろう。力通りに決まらないのが競馬ではあるが、非常に不思議な一戦であり、改めて展開やペースの恐ろしさを痛感させられた。次回の対戦でどういう結果が出るか、興味深い。  とまあ、散々グチめいたことを書いてしまったが、勝ったトニフィカーレと下村騎手には素直におめでとう!と言いたい気持ちがあるのも確か。枠順も味方になったが、トニフィカーレの好走パターンであるイン抜けを遂行した騎乗ぶりは見事だった。また別府騎手も、スタートに難のあるヒロカミヒメをうまく逃がしてペースを落とし、他馬を翻弄。直線でも一旦交わされたトニフィカーレを差し返そうかというところまで迫った姿は迫力十分だった。今後も高知競馬に華を添え続けて欲しいと思う。

 

さてそれでは今回のレース展望に移りたい。今回は10〔日〕のメイン第9レース「三原村どぶろく特別」〔サラ系C2-1選抜 1300メートル〕。このクラスは毎回ハイレベルなレースが展開されるが、今回も例に漏れず、なかなかの役者が揃っている。  ・サトノロマネ…高知競馬では8戦6勝2着2回。抜群の安定感を誇り、とりわけ近走はほぼ持ったままの楽勝を続けている。若い岡村騎手が完全に手の内に入れており、ここでも一番人気は確実。一気にメンバーは強くなるが、それでも期待感の方が大きい。  ・相手は前開催の上位組。2着グランデセイフウ、3着ルビーエメラルド、4着ロードバッカス、5着エーシンアクセランが今回もスタンバイしている。それぞれこのクラスでは実績上位の馬たちだ。さらに取り消し明けながら地力あるギンゲイ、切れ者ベーネの名前もある。今回はさすがにサトノロマネも馬なりでという訳にはいかないか。馬券的妙味は微妙だが、見応えのある一戦になるのは確かだ。

 

 

中島競馬号

 

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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