【開催見解】第17回ばんえい十勝(11/23~12/2)
第17回ばんえい十勝
第4回ドリームエイジカップ(BG3) 3歳以上馬齢選抜 11月24日 10R
出走予定馬
○オイドン (760キロ)
○キタノタイショウ (780キロ)
○ギンガリュウセイ (780キロ)
○トレジャーハンター (760キロ)
○ニシキエーカン (750キロ)
○ニュータカラコマ (770キロ)
○フクドリ (760キロ)
○ホクショウダイヤ (780キロ)
○ホクショウバトル (770キロ)
○ホクショウユウキ (780キロ)
【解説】4歳から7歳の各世代、通算収得賞金上位2頭と8歳以上の通算収得賞金上位2頭により編成される一戦。すべてがオープン馬のため大きなハンデ差もなく、デキを重視していきたい。今一番、デキと勢いがあるのが目下4連勝中のニュータカラコマである。元々能力のあった馬ではあったが、気性面での課題があり、全能力を発揮できないレースが多かったが、それも今では解消されている。820キロを背負った岩見沢記念での内容は強いのひと言であったし、あの1勝は今後にも大きなものとなってくるだろう。今の軽い馬場で770キロなら今回もアッサリ。今季最も勢いがあるのが4歳馬のホクショウユウキ。デビュー当初は腰が甘く、調整に苦労していたようだが、体もできるに連れて稽古量も増え、本格化したようだ。若馬重賞ではあるが、目下重賞3連勝中。その分、今回は4歳馬の10キロの減量がありながらハンデ頭の780キロは厳しい条件も霜月特別でニュータカラコマに肉薄した内容は力なくしてできるものではない。今後更に成長はしてくるが、それを込みでも今回は注目ができる一戦になる。古豪勢ではやはり安定感のあるギンガリュウセイが最有力に。どんな流れでも崩れないのは力の証明であるし、先行力、障害の巧みさで今回も前残りの期待ができる。穴を探せばフクドリだろう。今季は不振続きではあるが、以前コンビを組んでいた工藤騎手に戻ってから3戦連続で障害をひと腰。切れ味があり、今の馬場はピッタリ。
第38回ばんえいオークス(BG1) 3歳牝馬オープン 12月1日 10R
出走予定馬
○アグリナデシコ (660キロ)
○イチリュウヒメ (660キロ)
○カネサエクセル (660キロ)
○キューチャン (660キロ)
○クインフェスタ (660キロ)
○コウシュハクィーン (660キロ)
○セイコークイン (660キロ)
○センショウエース (660キロ)
○センショウパワー (660キロ)
○ナナノチカラ (660キロ)
【解説】3歳牝馬女王決定戦。過去には波乱もあったレースではあるが、力の差がはっきりしており、実力馬5頭の争いになりそう。その中で昨年のデビューからこのレースの勝ち馬と見ていたのがクインフェスタである。半兄2頭は重賞勝ちの実力馬でこの馬も当然注目はあったが、体ができておらず、昨季の黒ユリ賞はあと一歩及ばなかったが、成長に伴いメキメキ頭角を現してきた。菊花賞はゴール寸前で止まり4着に終わったが、今までかなわなかった牡馬相手ということを考慮してもその成長が見て取れる。最大の目標である大一番で栄光を掴む。相手筆頭はナナノチカラ。昨季の女王で実績は一番。今季は使い出しこそ遅れたが、復帰後は6戦4勝。2戦負けたが、仕掛けの遅れと敗因は明白。こちらもここを目標に仕上げられ万全。追い込み一手が嵌れば。その他では前走クインフェスタを抑えたアグリナデシコ。ばんえい大賞典(BG3)で牡馬相手に逃げ切ったコウシュハクィーン。秋桜賞を逃げ切ったセイコークイン。この5頭の争いに。
競馬ブック 定政 紀宏