【開催見解】第12回高知競馬(11/30・12/1・7・8・14・15)

2013年11月29日

高知競馬は第12回開催がスタートする。今開催は30日〔土〕、12月1日〔日〕、7〔土〕、8日〔日〕、14〔土〕、15日〔日〕の6日間開催。

今開催は特にビッグレースはないが、年末の重賞戦線を占う意味でも見逃せないレースが多い。なかでも23日〔月〕に行われる2歳王者決定戦、第35回金の鞍賞へ向けての2歳限定戦は興味深い。今週はまだ該当しないが、2歳戦には付加賞金がつくことから、道営やJRAを中心にドッと2歳馬の転入が増えた高知競馬。特に別府真司厩舎には大挙して押し寄せてきており、昨年、金の鞍賞を勝ったマインダンサーや、高知優駿馬となったアラマサシャープに続く馬が出現する可能性がある。もちろん、他厩舎も2歳馬の転入には積極的。昨年、道営2勝馬のニシノファスリエフで土佐春花賞、黒潮皐月賞の2重賞を制した炭田厩舎には、こちらも道営2勝馬のニシケンムートが転入。國澤厩舎には、道営3勝馬のアベニンレジーナが転入している。いずれも今週の出走はないが、高知でのお目見えも遠くはないはずた。また既に古馬との競馬で勝利を挙げた大関厩舎のニシケンメイピン、同じレースで2着だった田中譲二厩舎のニシノマリーナも注目に値する。限定戦となる次走で、どのようなレースを見せてくれるか楽しみである。とりあえず、今週は1日〔日〕に2鞍がスタンバイ。どちらも少頭数でのレースだが、若馬たちの争いには是非注目していただきたいと思う。

 大晦日の高知県知事賞に向けては1日〔日〕のオープンに出走のマウンテンダイヤも楽しみ。脚元の関係で2400メートルの知事賞へはおそらく向かわないとは思うが、高知では現在20戦18勝2着2回の大物。もし出走の運びとなれば、盛り上がること間違いなしだろう。今週の出走はないが、その他の馬では昨年の覇者グランシュヴァリエや、同厩舎のハリマノワタリドリなどが有力格か。また兵庫からの再転入となるエプソムアーロンの動向も気になるところ。福永洋一記念などで見せた強さは圧倒的であり、出走となると期待を一身に集めるかもしれない。名前を挙げた3頭はいずれも雑賀正光厩舎の馬であり、知事賞での3頭鉢合わせは考えづらいが…。知事賞になるかどうかは分からないが、それらの一線級とマウンテンダイヤが合いまみえる競馬は見てみたいと強く思う。とりあえず、今週のレースぶりを楽しみにしたい。
 
 さてそれでは今回のレース展望に移りたい。今回は30〔土〕のメイン第11レース「北川村のゆず特別」〔サラ系B1-1選抜 1400メートル〕。マウンテンダイヤのオープン戦よりは配当的妙味もあり、是非、的中させたい一戦である。

 ・リワードアンク…高知競馬では17戦12勝2着2回。この2戦は5着に敗れているが、黒潮マイルチャンピオンシップ、東海菊花賞であり、むしろ高評価に値する。武器は非凡な決め手。逆にいえばスタートが安定しないのだが、とにかくスケールの大きい走りをする。同馬も雑賀正光厩舎の所属馬。長丁場は向く馬であり、ひょっとしたら知事賞も視界に入っているかも…。とにかくB級では主役を任せたい器である。

 ・相手関係は難解。どの馬が絡んでも不思議ない組み合わせになっている。個人的な狙いはダイワルビア。あまり気分良く前に行くと終いをなくすタイプであり、2、3走前の選抜戦では連対を外しているが、うまく折り合えればレベルの高いレースを見せる。そういった観点からも、1400メートルの舞台は悪くなく、また今回はシーセラピスやレオアクトレス、ストロングライデンなど、ある程度前で競馬したい面々が揃っているのもプラス材料になるはず。リワードアンクが負けるとすればおそらくこのダイワルビアでは…と思っているが、2着確保でもそこそこの配当は期待できる。3着に薄目でも絡んでくれれば、尚良しだ。

 

中島競馬号

 

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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