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【開催見解】第15回大井競馬(12/26~31)

2013年12月26日

第15回大井開催は12月26日から31日までの6日間で計68鞍。

初日のメインは「ウインターテール賞」1600メートル

上位拮抗の印象だが、4ヶ月ぶりの前走を快勝したグラスグローリーにはやはり注目すべき。距離が千六に延びるが、この距離通算(10314)ならマイナスにはならない。コンザンフォルテも実績、持ち時計ではヒケを取らない1頭。近2戦は着順ほど負けておらず、休み明けを使われ調子を上げてきているのも確かな事実。流れひとつで圏内有望。クラフトマンはクラスが上がったここ2戦も上位勢とは差のない競馬をしており、確実に力を付けてきている。大外枠克服なら面白い。休み明けの2戦がパッとしないローズベビークリスだが、地元ならまた違うはずでこちらも侮れぬ1頭。

2日目のメインは「ラピスラズリ賞」1200メートル

休み明け2戦目で鮮やかな変わり身を見せたサンドグラスがここも中心。千二1分13秒の時計も優秀で、地元(6111)と前々走を除けば複勝率100%と終いの脚は非常に堅実。よほど展開に恵まれない限り再度好勝負になるだろう。対抗格はヴィルマール。クラスが上がったことで勝ち味に遅くなったが、素質はここでもヒケを取ってない。転入初戦になるミヤジシェンロンは2走前に中央1000万条件0秒2差5着の実績。能力はこのクラスでも互角以上と判断でき、大井は初コースでも右回りのダート千二は走り慣れた条件。ナイターさえ苦にしなければ通用の可能性あり。マルカンパンサーに千二は少し忙しいイメージだが、前走の経験が生きてくれば前進は可能。

3日目のメインは「L-WING賞」1400メートル

北海優駿、ダービーグランプリ2着と実績最上位のミータロー。今冬の頃よりもだいぶ力を付けてきており、北斗盃2着、鎌倉記念3着の内容から千四を苦にするイメージはない。前走だけ走れば、ここなら十分勝ち負け。逃げて4戦3勝2着1回のネコセンプーもハナにさえ行ければ手強い1頭。不良馬場とはいえ前走の千六40秒4の勝ち時計は優秀だ。ノースソルジャーも休み明け2戦の内容がよく、叩き3戦目で更に動ける態勢にあるなら要注目。ジャルディーノもひと息後を叩いて調子を上げているのは確かな事実。前走は好位からレースを運び、ネコセンンプーの逃げ切りに屈したが、逆転の余地は十分ありそう。


4日目のメインは「第59回東京大賞典」2000メートル

主役はやはり中央勢になるだろう。JCD2着(出走メンバー中最先着)を果たしたワンダーアキュートは現在9連続で馬券圏内に絡んだりと安定感はこのメンバー中でも際立っている。逃げて良し、
差して良しの自在性も大きな強みだ。やや勝ち味に遅いという面もあるが、近走を見る限り武豊騎手もすっかり手の内に入れた印象で、凡走は考えにくい。
ホッコータルマエは先行策から粘り込みを図ったが、ゴール前2頭に交わされの3着。ただ、今年の帝王賞、JBCクラシックではワンダーアキュートに先着しており、展開ひとつで再度逆転の可能性は十分。ニホンピロアワーズは上記2頭とは離された5着だが、帝王賞後態勢が整わずブッツケとなったぶんが響いた感じ。叩き2戦目で型通り良化なら潜在能力からヒケは取らないはず。
昨年の覇者ローマンレジェンドには前年の勢いがなく、この3頭に割って入れるかというと疑問が生じる。地力は確かなはずなので当日の気配重視。3歳馬サトノはマイペースの逃げが約束されてるものの、今回はさすがに相手が強い。



5日目のメインは「第7回シンデレラマイル」1600メートル

最注目は去年のJBCレディスクラシックで3着したサクラサクラサクラ。中央勢に一線級がいなかったとはいえ、前走のマリーンカップを休み明けながら逃げて見せ場十分の2着と好走。
ひと息後叩いた今回は上積みも十分見込めるだけに地方所属の牝馬同士のここは当然有力。
転入初戦となるレッドクラウディアが対抗格。レディスプレリュードでも3着に入っており、その実力が牝馬トップクラスであることは間違いなく、スンナリ先手を取りたい。こちらも転入初戦になるキモンレッド。JBCレディスでも3着と奮闘しており、前々走のオープン特別でも人気薄ながら3着と好走。南関の牝馬同士なら1枚上の力があり、いきなり期待は大きい。


6日目のメインは「第37回東京2歳優駿牝馬」1600メートル

転入初戦の前走を人気に応えて圧勝のノットオーソリティ。大きく崩れたのは交流重賞のエーデルワイス賞のみだが、これは前走千七を使った反動でペースに戸惑い、道中リズムを失った結果。この舞台も前走で経験積みと大きな死角もなくV最短。実績は互角以上と言えるのが荒山厩舎に転入してきたラブミーブルー。交流Gであるエーデルワイス賞の2着馬で、前走ブロッサムCを快勝と勢い十分。力的には足りていいので、除外明けの影響と距離延長さえ克服なら。ローレル賞を制したクライリングは川崎に転入して初戦を迎える。左回りも問題なかったが、走り慣れた右回りになることはプラス材料。態勢さえ整えばこの相手でも通用の資格。キャリア1戦で重賞2着したストロベリーラン。小柄な牝馬でまだ良化の余地を多く残すだけに成長力はピカ一。レースセンスも高く、この相手でもレースぶり注目。

 

(文:日刊競馬  鎌田智也)

 

 

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