【開催見解】第10回船橋競馬(1/6~10)
【開催見解】第10回船橋競馬(1/6~10日)
第10回船橋競馬は1月6日から10日までの5日間開催で全54鞍。
初日のメインは「初鷹スプリント」1000メートル
久々の前走が案外だったユーリカだが、叩き2戦目の今回は息もちも違ってくるはず。当日の気配重視も型通り良化なら巻き返せる。千二以下では実に堅実のメッシ。船橋コースの実績が乏しいが、ここはある程度相手関係にも恵まれておりV2も十分。ジョーモカもこの条件得意で引き続き注意。ここ3戦が不甲斐ない結果に終わっているガーベラもポンと行ければ変わってよく、軽視はできない。
2日目のメインは「東京スポーツ盃」1200メートル
この条件2連勝中のゲンキがここでも楽しみな存在。千二以下は実に安定したレースぶりで、B1混合でも相手関係に恵まれた印象があり、V3期待。Hペースを2番手追走から力強く押し切ったフォリッド。千五で変わり身を見せたとはいえ、千二が不得意という訳でもなく、前走ぐらいやれればここも勝ち負け。この条件への編入は恵まれた感じのティアモブリーオ。前走中央オープン15着大敗も、着順ほど中身は悪くなく、スムーズなら能力的に通用していい。叩き2戦目のメイクアミラクルも前走のレースぶりが復調を感じさせるものだけに侮れない。
3日目のメインは「第58回船橋記念」1000メートル
南関デビューとなるエーシンジェイワンがいきなり通用の可能性。このメンバーでもスピード能力は上位の印象で、3走前の中央オープン5着の実績からも能力的にはヒケを取らない。シャイニングアワーも距離短縮は大歓迎。転入初戦を勝ったとはいえ千六は少し長かった感じで、持ち前のスピードが生きるこの距離なら重賞メンバー相手でも通用する。トライアル快勝で挑むディープハント。明け7歳となるが、能力的な衰えは全くなく、この条件もベストだけにこのメンバー相手でも見せ場以上はありそう。船橋記念3連覇の期待がかかるナイキマドリードもここ3戦が案外とはいえ、この条件得意だけに軽視禁物。ハードデイズナイトは初の千メートルでも東京盃のレースぶりからスピードは全くヒケを取らないはず。初コースも気にするタイプではなく、要注意。
4日目のメインは「千葉テレビ放送盃」1700メートル
去年の東京ダービー馬インサイドパークがやはり注目か。秋2戦は本来の末脚が見られず、不甲斐ない結果に終わったが、JDD4着の実績も含めて素質はかなりのもの。連対パーフェクトの地元コースで好スタートを決める。すんなりハナに行けた前走が好内容のサトノデートナ。勝ち時計も46秒7も優秀なもので、ここも通用の可能性は十分。サトノデートナに負けはしたが、休み明けを考えれば上々の評価を与えられるジェネラルノブレス。しっかり立て直した効果がうかがえたし、スムーズなら圏内。前走でミラーコロと接戦を演じたケンブリッジナイスも侮れない。2走前のロジータ記念2着からも距離的な不安はなさそうだ。
5日目のメインは「鯛ノ浦特別」1600メートル
前走川崎戦を好メンバー相手に快勝のイーサンヘイロー。右回り案外も左周りの競馬場では安定したレースぶりで、千六もベストと死角は少ない。直線楽々と先頭に立ち、後続を突き放したコスモナダルも侮れない。展開が向いたとはいえ前走のレースぶりは評価できるもの。楽に行けたとはいえ浦和走るフリーゲンを楽々と直線突き放したスカイインテンスも充実一途で圏内。レノヴァティオトラも地元(4043)だけにこの相手でも適性の高さでカバー可能。
文 日刊競馬 津田英憲