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【開催見解】第17回高知競馬(2/22~3/2)

2014年2月21日

 高知競馬は第17回開催がスタートする。今開催は22〔土〕、23日〔日〕、3月1日〔土〕、2日〔日〕の4日間開催。この4日間が終わると、間髪入れずに4日から第18回開催がスタートするという変則日程になっている。その影響もありこの2日は全9、10レース制。出走頭数も少なく、重賞レースもなし。やや淋しい開催となっているが、18日の黒船賞へ向けて、徐々にボルテージを上げていきたいところである。

 さて、先週の第1回だるま夕日賞で、一連の黒船賞選考競走も終了。既に出走権を得ているエプソムアーロン、ファイアーフロートに、だるま夕日賞勝ち馬のトーホウカイザーが加わる形で幕を閉じた。マウンテンダイヤなどの回避馬が続出し、補欠扱いだった3頭が揃って出走という、あまり興味のソソられないレースにだったが、終わってみればそれなりに楽しめた一戦だったといえる。トーホウカイザーの鞍上は別府真衣騎手。これで重賞は3勝目となったわけだが、ブレーヴキャンターの赤岡騎手、リワードレブロンの永森騎手を負かしての戴冠は価値がある。昨年はNARの最優秀女性騎手賞を受賞しながら、当の本人は重賞レースを勝ってないなど納得はいってなかったとのことだけに、今回は喜びもひとしおだろう。表彰式でも笑顔が弾けていた。本番の黒船賞でも是非、手綱を握って欲しいと思う。

 マイナーな話題かもしれないが、長年、高知競馬で活躍したミヤマリージェントが日曜の最終レースで引退を迎える。ミヤマリージェントは北海道デビュー馬の15歳馬。2歳時には栄冠賞で一番人気を背負ったほどの馬だが、その後は各地を転々とし2005年に高知の國澤輝幸厩舎へ移籍。転入後は重賞で3着するなど上級で気を吐いたが、年齢を重ねたここ数年はC3クラスでも勝ち星がなく、厳しい競馬が続いていた。ここまでの戦績は328戦して13勝。高知限定でも260戦以上しており〔7勝〕、今風にいえば高知競馬のレジェンドか?とにかく息の長い競走生活だったといえる。引き取り手が見つかったこともあり、引退後も幸せな余生を過ごせるとのこと。とにかく、無事に最終戦を走り終えて欲しいと思う。ミヤマリージェント、関係者の方々、本当にお疲れ様でした!ちなみに引退レースは高知競馬名物、一発逆転レース。そう、全くのノーチャンスではない。勝てば実にドラマチック。単勝馬券でも買って応援しようか。

 

 さてそれでは今回のレース展望に移りたい。今回は22日〔土〕のメイン第8レース「四国八十八ヶ所特別」〔サラ系C3-1選抜 1300メートル〕。あまり馬券的な妙味はないが、楽しみな注目馬が出走する。

 ・モズムラクモ…転入初戦となった前走のC3-3戦を快勝。自らが先手を奪い、追走してきた馬が全てバテる様な厳しい展開を楽々凌いだ内容は見事だった。JRAでは走れてなかったものの、園田在籍時は3戦3勝。500万クラスの交流競走でも3着があり〔JRA在籍時の3走前、園田〕、人気になっていたが、予想を大きく上回る内容だった。まだ4歳と若く、今後大きく出世してくるのではないか。ここも通過点だろう。

 ・相手候補はテオドラ、マウンテンアイリス、ランドボイジャーあたり。一時は7連続3着という珍記録を作っていたマウンテンアイリスは、この3戦が1、2、1着と勢いに乗っている。気性面で難しい馬だが、秘めたる能力は相当だ。初戦のモズムラクモとの3馬身差は大きいが、何とか苦しめたいところだろう。

 

 

中島競馬号

 

 

 

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