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【開催見解】第18回高知競馬(3/4~3/9)

2014年3月3日

 高知競馬は第18回開催がスタートする。今開催は4〔火〕、5〔水〕、8〔土〕、9〔日〕の4日間開催。今月は変則日程であり、正直、8〔土〕、9〔日〕のメンバーの登録もまだ済んでいない。おそらく8〔土〕、9〔日〕も4〔火〕、5〔水〕と同様、頭数、レースともに少なめ。前開催同様、言葉は悪いが消化レースのような印象があり、やはり次開催の黒船賞を待つしかないが、その黒船賞を前に、ビッグなニュースが飛び込んできた。28日、笠松競馬場で行われたオッズパークグランプリ2014、エプソムアーロンの勝利である。

 1月の大高坂賞で黒船賞の切符を手にしていたエプソムアーロンは、本番前に2月13日の佐賀記念に登録していたが、扱いは補欠の3番手。昨年の兵庫ゴールドトロフィーで2着しており、選出は確実かと思われていたが、同レースでのレーティングが低く、補欠扱いになった模様であり、16日の地元の重賞、だるま夕日賞へエントリーしていた。しかしオッズパークグランプリ2014に選出されたことでそこを回避し、今回の快挙につながった経緯がある。それにしてもレースぶりは見事の一語。2着ナイキマドリードがクリスタルボーイを交わすのが若干、早すぎた印象もあったが、追われてからの伸びは実に豪快だった。しかも勝ち時計がヤマカツスズランの持っていた笠松1400メートルのレコード1分24秒3を更新する1分23秒8。月並みだが、凄いとしか言いようがない。エプソムアーロンは10歳馬。昔の高知競馬なら強制的に引退させられる年齢である。サラブレッドの可能性、奥深さを再認識させてくれる勝利と言っていいだろう。さて次走はいよいよ黒船賞。高知所属馬のレベルは年々上がってはいるものの、さすがにJRA馬が参戦してくると善戦が一杯であり、勝ったのは第1回のリバーセキトバまで遡らなければならない。しかしエプソムアーロンならひょっとしての期待を抱かせる。興味深いのは、鞍上が果たして誰になるのかということ。今回、手綱を握った園田の下原騎手は以前、園田FCスプリントでも勝利に導いているが、地元の主戦騎手、永森騎手もコンビ負けなしの実績がある。大高坂賞での手綱ももちろん永森騎手。地元びいきと言われるかもしれないが、地元高知で行われる黒船賞には是非、永森騎手とのコンビで見てみたい。もう、それだけに乗り役に成長しているのではないかと思うが…。

 

 さて、それでは今回のレース展望に移りたい。8〔土〕、9〔日〕のメンバーが分からず、当然4〔火〕、5〔水〕から選ぶことになるが、今回は5〔水〕のメイン第9レース「日本一の大おきゃく特別」〔サラ系C2-1選抜 1600メートル〕。かなりの実力馬が多く、見どころに溢れた一戦だ。

 ドリームゼニス… 前走のこの選抜戦の勝ち馬。新コンビの嬉騎手に導かれ、人気に応えている。今回もおそらくは一番人気。実績的にも納得だが、やはり折り合い次第という条件はつく。今回はマイル戦。距離が延びて掛かった時には他馬にも付け入る隙はある。

 アルドワーズ、ラジアントカット…アルドワーズはザ石の影響もあり久々、しかもマイル戦と楽な条件ではないが、休む前の走りは圧倒的だった。ラジアントカットは伸び盛りであり、前走は逃げ馬には不利な馬場でスイスイと逃げ切っている。実力なら前者、勢いなら後者といったところか。鞍上はそれぞれ赤岡、中西騎手。とにかくドリームゼニスには厄介な存在になるだろう。

 その他にも、個性的な面々がズラリ。3歳の期待馬マルチヴィグラス、ドラゴン、課題はあるが、ウルトライエロー、トーセンサイレンスなども力はある。買うならドリームゼニスの頭は避けて…と考えているが果たしたどういった結果になるだろうか。

                      

 

 

中島競馬号

 

 

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