【開催見解】第28回園田競馬(3/11~14)

2014年3月10日

 先週木曜日に行われた六甲盃はハルイチバンの逃げ切りだった。2400mの長丁場、しかも典型的な先行タイプも不在だったことからスローペースになることは目に見えて分かっていたが、まさかこの馬がペースメーカーになるとは…。2番手ホクセツサンデーが行きたがってハミを外すところがなかった(木村J談)と言うのだからどれほどスロー、ハルイチバンにとっては絶好のペースになっていたことか。リードしたのは永島J、全くのテン乗りだったのだが、最大限に能力を引き出した。さすが『代打の神様』これで昨年から重賞代打騎乗は3勝目なった。

 

 サテ今週の園田競馬は火~金曜(11~14日)までの4日間開催。4日間開催になるとどうしても出走枯れになったりもするが 、もしそうなった際にはご勘弁の程を。しかし、逆に馬券は当たりやすくなるハズ。この期間中のメインは13日に行われるA1級の1700m戦、前走の初A1(4)着となり連勝は6でストップしたデンコウチャレンジの素早い巻き返しがあるのかどうか。メンバーは比較的手薄となりそうでクラス2走目の上積みを見込めば変わってきて当然と言えそうだが…。実力馬ハイパーフォルテは先週の六甲盃を回避してここへ。久しく勝っていない同馬だが、レース内容は徐々に復調ムード、今回のメンバーなら勝機はありそう。エーシンサミットの前走は幾らか余裕残しの馬体であったため(3)着、540キロ台に絞れていれば反撃は可能だし、A1級でも通用する力だ。クレバーペガサスは昨年後半、大いに場を盛り上げた馬。その後 、反動が出てしまい今回は2カ月半ぶりのレース、この点がどう影響するかだが、仕上がりの早いレース巧者、軽視は禁物だろう。また木村Jとのコンビで臨む予定のマイネアクアマリンも侮れぬ存在になりそう。

14日のメインはB1級の1400m戦、ここは目下4連勝中マイネルエウロスの独壇場となりそう。とにかく馬なりで先頭、そこからまたアッサリと後続を引き離してしまうのだから能力の絶対値が違う。背57キロも経験済みでまずは単不動と言えそうだ。この強豪相手に堅実駆けミヤトーレル、ブリリアンストームがどこまで迫れるか。また相変わらず好調キープ、ビコーミハイルが初めてのB1級でどんな走りを見せてくれるか。ともあれ焦点は(2)着争いに。尚この日、準メインで予定されているのはお 馴染みとなった大日本プロレスカップ、今回のプレゼンター、イベントゲストは関本大介選手ですのでご期待下さい。

11日はB1級の1700m戦がメイン、サニーディグッドは5カ月ぶりとなるものの仕上がりの早い牝馬、現に能検も余力残しで好時計、気性的にポン使いも効きそうでいきなり勝ち負けだろう。クリノチョモラーリは揉まれ込むと能力半減となってしまうだけに最内枠の捌きがポイントになりそう。前走圧勝のヒシストーミイはとにかく典型的な気分屋、最後まで気を抜く面が出なければ当然ここでも好勝負だが…。

12日はA2級の1400m戦がメイン、注目は目下7連勝中のエーシンスパイシー。前走が初めての1700m戦でもソツなく対応しただけに潜在能力は確かなんだが、今回はA2級、さす がにここまで来ればカベにぶち当たっても何ら不思議ではない。正念場となるか。ケンスターハーバーはA2降級後(4)(2)着、それも前走が勝ち馬とは頭差の大接戦、ここは久々勝機か。同様は(3)(4)着のスピルオーバーにも当てはまる。距離の長短は問わない、もうひと絞りがあれば直線付き抜けも十分なんだが…。ユキノサイレンスは前走同様、経済コース回りからの浮上狙い。それには絶好枠を引き当てただけに3連続の連入があるかも。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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