【開催見解】第12回船橋競馬(3/17~20)

2014年3月16日

 今回の船橋競馬は3月17日(月)から20日(木)までの4日間開催。3日目に指定交流、第59回ダイオライト記念が行われます。

 

 初日のメインレースは桜月特別がB3二組、距離1600メートルで行われます。地元勢は休み明けの浦和でイキナリ2着発進のイチゲンパワー。気分良く逃げた時の粘り腰には定評があります。キタサンキャロルは追い込み一発の個性派。前回の地元を快勝しており、広々としたコースは合うタイプです。ポンデザムールの前走は昇級戦がB2混合で一気の相手強化に3着。強力な先行馬、差し馬の前に離されましたが、自己条件なら時計的に巻き返しは利きそうです。遠征馬も駒が揃いましたが、川崎からは船橋コースに実績のある差し馬ダンスピース、浦和からは現在C1を連勝して勢いのあるディアストライカー、終いの脚は確実なモリデンバーグ、川崎を見事逃げ切ったリアライズバリメタ、同厩舎のリビングレジェンドも上位争いが可能でしょう。

 

 2日目のメインレースは4歳以上のオープンによる日刊ゲンダイ杯が距離1600メートルで行われます。ダイオライト記念の前日とあって混戦模様のオープン特別。狙い目は様々ですが、地元勢では前回のオープン2着アイディンパワー、昨年のダービー馬、インサイドザパーク、重賞勝ちがあるスマートジョーカーに巨漢馬クリーンが出走も予定。4歳のトラバージョは金盃で12着に終わりましたが、休み明けで初の古馬相手は度外視可能。オープン特別で見直しが必要でしょう。遠征馬は前回のこの条件を快勝したジュウクリュウオウが連勝を狙います。当時は8頭立て、今回の方がレベルアップしていますが、通算14勝の実績馬でレース内容に安定感があるのは強味でしょう。この他では昨秋に船橋のオープン勝ちがある浦和のタマモスクワートが実績から注目の存在です。

 

 3日目のメインレースは指定交流、第59回ダイオライト記念が距離2400メートル。伝統の長距離戦が行われます。現在JRA勢が4連勝中と今年も同様の力関係。川崎記念は久々のダートだったムスカテールですが、王者ホッコータルマエに真っ向勝負を挑んで0秒1差の2着。3着には5馬身と決定的な差をつけました。長丁場は持って来いで今年のメンバーなら好勝負は必至です。2012のジャパンカップダートの勝ち馬ニホンピロアワーズは昨年の帝王賞2着、東京大賞典3着、年明けの東海Sを勝って挑んだフェブラリーSは0秒7差の8着。マイルは少し忙しかったのと展開が不向きな面もありました。地方の交流に戻れば実績を大きく見直したいものです。JRAからは他にトウショウフリーク、ナイスミーチューが参戦予定。トウショウフリークは川崎記念3着、ナイスミーチューも一瞬の脚ではヒケを取らず、初の南関東参戦でクローズアップされます。

 

 地方競馬所属では地元の大将格アウトジェネラルが筆頭。昨年の羽田盃を楽勝は記憶に新しい処。最近は勝ち星に恵まれませんが、今年に入って報知オールスターカップ2着、金盃3着とデキを戻しており、期待は高まります。1月にオープン特別を勝って報知グランプリカップでは3着に頑張ったゴールドバシリスク、一昨年のこのレースでは0秒2差の3着があるトーセンルーチェ、金沢では長丁場に実績のあるサミットストーンなど、相手は強力ですが個性派が揃いました。

 

 最終日のメインレースは三咲特別がB1下、距離1600メートルで行われます。混戦模様で狙い目は色々ありますが、地元で巻き返しを図るのがイーサンヘイロー。川崎はA2下の粒揃いのメンバーに7着に終わりましたが、地元のB1下では格上の存在です。川崎のB1、B2で人気馬を抑えたオベロンホワイト。レース間隔はあまりないですが、再度同条件ならマークが必要でしょう。オベロンホワイトが勝ったレースで3着に敗れたのがハードクラップ。5連勝はなりませんでしたが、一度このクラスでモマれて糧になるのは間違いなし。ここは見直しが必要になります。遠征馬では船橋で2戦2勝のヤマニンフリスキー、4歳の素質馬ミータローがコース2着の実績があり侮れない存在です。

 

 ケイシュウニュース 田島啓行

 

 

 

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