【開催見解】第20回ばんえい十勝（1/1～1/5）
第20回ばんえい十勝
第38回帯広記念(ＢＧ１) ４歳以上オープン別定 １月２日９Ｒ
出走予定馬
○インフィニティー (890ｷﾛ)
○オレノココロ (910ｷﾛ)
○キタノタイショウ (900ｷﾛ)
○コウシュハウンカイ (910ｷﾛ)
○トレジャーハンター (900ｷﾛ)
○ニュータカラコマ (900ｷﾛ)
○フクドリ (890ｷﾛ)
○フジダイビクトリー (920ｷﾛ)
○ホクショウユウキ (890ｷﾛ)
○ホリセンショウ (890ｷﾛ)
【解説】
カネサブラック、ナリタボブサップ、フクイズミの３強が現役の頃は堅く収まることが多かった一戦も、引退してからは毎年高配当が連発。実績上位馬が力を出せずにいることがその要因である。しかし、今年は実績上位馬がハンデ面で恵まれており、軸は不動と見たい。勿論、主役はキタノタイショウ。今季は北見記念で重賞初Ｖ。時計がかかってようやく持ち味を発揮できた。昨季のばんえい記念の勝ち馬で現役では一番の力の持ち主。今の馬場もロータリーハロー掛けの効果で重くなっているし、ハンデ面でも上とは20ｷﾛ差。負けられない一戦。相手筆頭はインフィニティー。こちらは今季未勝利ではあるが、崩れたのはドリームエイジＣで障害で膝を折るミスがあった一戦のみ。安定した内容は光る。今回は890ｷﾛと斤量面でかなり有利な条件であり、自慢の障害力を生かせれば初Ｖも可能である。トップハンデを背負うフジダイビクトリーだが状態に関しては言うことがなく、転厩後も元気一杯。昨年もハンデを背負い３着と好走しており、今季の充実ぶりからも侮れない存在に。その他では一昨年の勝ち馬であるホリセンショウもここにきて急上昇しており、大駆けも。６歳馬２頭は初めての荷物を背負うが能力的には通用していい。
第９回天馬賞(ＢＧ１) ５歳オープン定量 １月３日10Ｒ
出走予定馬
○アアモンドセブン (740ｷﾛ)
○カイシンゲキ (760ｷﾛ)
○カゲホウトウ (760ｷﾛ)
○カンシャノココロ (760ｷﾛ)
○キサラキク (740ｷﾛ)
○シンザンボーイ (760ｷﾛ)
○ハクタイホウ (760ｷﾛ)
○フェアリードール (740ｷﾛ)
○ホクショウマサル (760ｷﾛ)
○ホクショウメジャー (760ｷﾛ)
【解説】
明け５歳馬による世代チャンピオンを決める一戦。定量戦のため毎年、実績上位馬が力を示すレース。同条件は２年連続でホクショウマサルが勝っているが、今年は２勝を挙げてはいるが、このところ本来のデキになく、苦戦をしている。その他にオープン馬が３頭いるのでそこからピックアップしたい。主軸に推したいのがハクタイホウ。夏場は完全休養と当初から決めており、10月からの復帰。徐々に調子を上げて前走が今季初勝利をマーク。ひと開催を調整に充て万全の状態に仕上げてきた。スピードは一番の存在であり、障害も巧み。前残りを期待する。牝馬のキサラキクがほぼ同格の評価に。早くからオープンに昇級して格上に揉まれてきた。一戦毎にペース慣れしており、一線級相手の重賞でも５着と力走。レディースＣでもハンデを克服してのＶと充実ぶりはひと際目を引く。決め手勝負なら。３番手は今季銀河賞を勝ったカイシンゲキだが、１コースは重く、端だと集中力を欠くため４番手の評価まで。変わって穴をあけるならカンシャノココロ。中間の意欲的な攻め馬に一票投じたい。
競馬ブック 定政 紀宏
