【開催見解】第9回ばんえい十勝(8/5~8/14 重賞:ばんえいグランプリ)
第9回ばんえい十勝
第29回ばんえいグランプリ(BG1) 3歳以上選抜別定 8月13日10R
出走予定馬
○オレノココロ (810キロ)
○カイシンゲキ (810キロ)
○キサラキク (790キロ)
○コウシュハウンカイ (810キロ)
○サクラリュウ (810キロ)
○セイコークイン (790キロ)
○センゴクエース (810キロ)
○ニュータカラコマ (810キロ)
○フジダイビクトリー (810キロ)
【解説】
ファン投票で選ばれた7頭と主催者選出馬による一戦。豪華な顔ぶれといえよう。現段階で9頭だが、あと一週間で追加もあるが、ハンデ差がないため一線級で常に勝ち負けしている馬がここも上位を形成しそう。7月上旬の記録的な猛暑から一カ月経って各馬、稽古も順調に消化して万全の態勢で臨める。本命は昨年の勝ち馬であるオレノココロを指名。北斗賞は暑さの影響がモロに出たが、涼しくなり回復。前走後の稽古も素軽さが出ており、もう心配なさそうだ。ハンデ差がない今回は力の違いを見せてくれるだろう。連覇に期待。相手筆頭は勿論、最大のライバルであるコウシュハウンカイ。こちらも暑さの影響があるといわれてきた北斗賞で僅差2着。思っていたよりも症状が軽かったのだろう。過去2度の挑戦は2、3着とあと一歩だが、今年の活躍なら初Vも可能である。9歳馬2頭もほとんど差はないだろう。ニュータカラコマは北斗賞勝ちを含めて目下3連勝中。自慢の障害力を生かしてこちらも初制覇を狙う。フジダイビクトリーは今季は勝ちきれていないが、14、15年の勝ち馬であり、昨年4着も2着馬とは1秒5差。夏に強いタイプでもあり、今季未勝利ながら侮れない存在。
山鳩賞 4歳オープン別定 8月6日10R
出走予定馬
○アラワシキング (680キロ)
○コウシュハローヤル (660キロ)
○サクラダイチ (680キロ)
○タフガイ (680キロ)
○ツルイテンリュウ (690キロ)
○フウジンライデン (690キロ)
○ホクショウディープ (700キロ)
○ホクトノホシ (660キロ)
○マルミゴウカイ (710キロ)
【解説】
4歳オープン別定戦。今季は特別2戦、先の柏林賞と世代オープンは4度目。ライラック賞、柏林賞の圧勝劇を見る限りではマルミゴウカイの力が抜きん出ていることがわかる。トップハンデを背負ってあの勝ちっぷりを見せられては今回も軸は不動。次走のはまなす賞に弾みをつける一戦に。相手探しだが、それも柏林賞からホクショウディープでほぼ決まりか。コレを負かすとすれば復調したフウジンライデン。2歳時は世代の頂点に立ったが昨年は復帰が遅れるなど順調さを欠いた。その素質馬が復調すれば世代重賞も更に盛り上がるだろう。
競馬ブック 定政 紀宏