【開催見解】第16回ばんえい十勝(11/11~20 重賞:クインカップ)
第16回ばんえい十勝
第42回クインカップ(BG3) 4歳牝馬オープン別定 11月12日10R
出走予定馬
○コウシュハアレッポ (690キロ)
○コウシュハローヤル (700キロ)
○タイキン (690キロ)
○タナボタチャン (690キロ)
○ヒカルナナヒメ (690キロ)
○ビュウティハート (690キロ)
○フジノウンカイ (690キロ)
○ブルーオーシャン (690キロ)
○ホクトノホシ (690キロ)
○ラッセルクイン (690キロ)
【解説】4歳女王決定戦。昨年のオークス馬、ホクトノホシはまだ本来の姿には戻っておらず、今週からヒーティング稼動と馬場状態が読みづらく今年も波乱がありそう。前哨戦の紅バラ賞はコウシュハローヤルが勝ったが今回は10キロのハンデを背負うため押さえの評価としたい。それでも今年は一長一短があるメンバー構成でギリギリまで悩んではいる。木曜日の段階で主役と考えているのは一昨年の女王であるブルーオーシャン。昨年は上クラスからのスタートのため思うように使えず結果もひと息ではあったが、今年は復帰後から順調に成長。前哨戦でも2着と好走しており、仕上がりは上々。あとは荷物を背負って障害が上がるか否か。勿論、上がれば2度目の重賞勝ちへ。対抗にはヒカルナナヒメ。決定力という点では課題はあるが、どんな馬場状態にも対応できるのが強み。増量も対応できそう。単穴にはビュウティハート。前哨戦では10コースで超ハイペースと割を食ったが、追って確実に脚を伸ばせるので力比べは向いているだろう。中枠なら巻き返しは可能。その他では馬場が軽ければラッセルクインが面白い存在。昨年のオークスでは一番人気に推されながら重い馬場で失速。切れ味を生かせるようなら雪辱を晴らすことも。
オータムカップ 3歳以上オープン 11月19日10R
出走予定馬
○オレノココロ (770キロ)
○コウシュハウンカイ (775キロ)
○サクラリュウ (750キロ)
○シンザンボーイ (755キロ)
○センゴクエース (755キロ)
○ニュータカラコマ (780キロ)
○ハクタイホウ (750キロ)
○フジダイビクトリー (750キロ)
○マルミゴウカイ (755キロ)
【解説】ハンデ差がかなり大きくなり、その差と馬場状態が勝敗を分けそうな一戦。本命は750キロで実績上位のフジダイビクトリー。今季は思うように結果を出さていないが、まだまだ力は衰えていないし、ちょっとしたタイミングの差だけ。中枠なら前走以上が可能である。対抗には狩勝賞を勝ったシンザンボーイ。重賞ではさすがに荷が重かったが755キロなら切れ味で勝負できそう。その他ではハンデは背負うが、残りのBIG4のオレノココロ、コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ。特にニュータカラコマは休み明けを叩いた効果があり、トップハンデでも更に上積みが見込めだろう。
競馬ブック 定政 紀宏