【開催見解】第22回ばんえい十勝(1/20~29 重賞:ヒロインズカップ)
第22回ばんえい十勝
第28回ヒロインズカップ(BG2) 4歳以上牝馬オープン別定 1月21日10R
出走予定馬
○アアモンドセブン (780キロ)
○キサラキク (790キロ)
○コウシュハサマー (760キロ)
○セイコークイン (780キロ)
○ヒカルナナヒメ (750キロ)
○ファイトガール (770キロ)
○フェアリードール (770キロ)
○メムロコマチ (760キロ)
【解説】女王決定戦。ハンデ差が最大で30キロあるが、条件馬が初めての荷物を背負ってどうか。それよりも経験のある格上馬が有利な一戦に。主役は前哨戦のレディースカップを勝ったキサラキク。昨年は高速馬場で勝ち馬とは20キロのハンデ差があり、かなり厳しい条件。今年は10キロ差で馬場も落ち着き思い通りの競馬ができそう。中間は阿部騎手が調教をつけて仕上がりも上々。3度目の挑戦で初の女王の座を掴む。相手筆頭はアアモンドセブン。今シーズンはやや速い流れに戸惑っているが、障害も安定して確実に後半脚を伸ばしている。この荷物なら馬場は軽い方がいいが、今の充実ぶりなら初めて背負う780キロにも対応できそう。史上3頭目の連覇への期待がかかる。単穴はセイコークイン。今季は春先の2連勝と480キロレースでの勝ち星しかないように少し馬場と荷物の影響が出ている。しかし、ここ2戦は障害を修正しており、ここに向けての準備はしてきた。悲願の初タイトルを目指す。軽量馬からは菊花賞馬のコウシュハサマーに注目。
ダイヤモンドダスト賞 5歳オープン別定 1月29日10R
出走予定馬
○コウシュハローヤル (710キロ)
○サクラダイチ (720キロ)
○タカラシップ (730キロ)
○ツルイテンリュウ (740キロ)
○フウジンライデン (740キロ)
○フナノクン (730キロ)
○プレザントウェー (730キロ)
○ホクショウディープ (750キロ)
○ホクトノホシ (710キロ)
○マルミゴウカイ (780キロ)
【解説】マルミゴウカイが4歳三冠を達成し、今回は最大で70キロのハンデ差となった。ここまで常にトップハンデを背負って圧倒的な強さを見せてきたが、馬場状態が軽くなった天馬賞では他馬にそれほど大きな差をつけられなかったことを考えると隙もありそうだ。そこで狙ってみたいのが天馬賞3着馬タカラシップ。大逃げを打って障害もひと腰。最後で息は上がったが、見せ場十分であったし、地力強化を裏付ける内容。50キロのハンデ差なら押し切っても不思議はない。相手筆頭は三冠すべて2着のホクショウディープ。瞬発力はさすがであり、馬場状態次第では差し切りへ。絶対王者のマルミゴウカイはこのハンデ差では評価を下げざるを得ないが力が力だけに無視はできない。その他ではフウジンライデン、サクラダイチも軽量利を生かせれば見せ場以上がありそう。
競馬ブック 定政 紀宏