【開催見解】第14回ばんえい十勝(10/13~22 重賞:ナナカマド賞)
第14回ばんえい十勝
第41回ナナカマド賞(BG3) 2歳オープン別定 10月14日10R
出走予定馬
○アアモンドノース (550キロ)
○アオノブラック (570キロ)
○インビクタ (570キロ)
○カツヒーロー (570キロ)
○ギンノダイマオー (570キロ)
○コウシュハシャトー (570キロ)
○サクラユウシュン (550キロ)
○ヒメトラクイーン (550キロ)
○ホクショウゴールド (570キロ)
○メムロボブサップ (580キロ)
【解説】2歳三冠レースの第一戦目。9月に行なわれた青雲賞、いちい賞が参考になる。最有力と考えているのが7戦4勝2着3回と底を見せていないメムロボブサップ。3頭の先行争いから難なく抜け出し、2着以下に8秒7の差をつけての勝ちっぷりは強いのひと言。ひと開催休ませてここを目標に万全の態勢。10キロ背負う形もあの走りなら。相手筆頭は青雲賞を回避してここ一本に仕上げてきたギンノダイマオー。デビューからの連勝は4でストップしたが、渋めの馬場でハンデを背負ってのもの。本命馬に勝った実績もあり、休み明けでもその能力の高さは侮れない。ここに割って入る馬だが、昨年に引き続き牝馬に注目したい。いちい賞を圧勝して前走もA1で牡馬を一蹴したサクラユウシュン。デビュー当時は若さが強く出ていたが、精神面での成長で持てる力を出し切れるようになった。手替わりだがその能力はこの中に入っても荷物を背負ったとしても通用しておかしくない。その他では青雲賞は端枠で息を抜いて4着のインビクタ。追って確実に脚を伸ばす牝馬のヒメトラクイーン。仕掛けが遅く結果ひと息だがカツヒーローも素質は互角。今年は勢いのある馬も多いため、波乱も十分にありそうだ。
紅バラ賞 4歳牝馬オープン別定 10月21日10R
出走予定馬
○イズミクィーン (650キロ)
○キタノサカエヒメ (660キロ)
○サカノイサムヒメ (650キロ)
○サクラニシキヒメ (650キロ)
○シンエイボブ (660キロ)
○ナカゼンガキタ (670キロ)
○フェアリースズ (660キロ)
○メオトクイーン (650キロ)
○メヂカラ (660キロ)
○ライデンメルテイ (650キロ)
【解説】11月11日に行われるクインカップ(BG3)の前哨戦。本戦も別定戦のため、このレースが参考になる。上下で20キロ差しかなく、過去の実績を踏まえてナカゼンガキタを本命に推したい。今季はA2クラスからのスタートで相手強化に苦労していたが、徐々にもまれた効果が表れて前々走で初勝利。前走も見せ場たっぷりの3着と状態も更にアップ。荷物に対する経験値も高く、ここは力を示す。相手も何頭かに絞れるが、筆頭にはメヂカラを。昨シーズンの1月に行なわれた世代牝馬の特別戦でV。前半息の入る競馬を得意としており、馬場さえ落ち着けば障害力と切れ味で勝負が可能。これに続くのが目下3連勝中のフェアリースズ。元々資質を評価されながらここにきてようやく本格化。勢いに乗ってここも突破する可能性も。復帰戦Vのキタノサカエヒメ、好調キープのシンエイボブなども上位評価をしたい。
(競馬ブック 定政 紀宏)