【開催見解】第17回ばんえい十勝(11/30~12/9 重賞:ドリームエイジカップ、ばんえいオークス)
第17回ばんえい十勝
第10回ドリームエイジカップ(BG3) 4歳以上選抜別定12月1日10R
出走予定馬
○アアモンドグンシン (750キロ)
○オレノココロ (780キロ)
○キタノユウジロウ (770キロ)
○コウシュハウンカイ (790キロ)
○コウリキ (770キロ)
○センゴクエース (770キロ)
○タカラシップ (760キロ)
○フナノクン (760キロ)
○ミノルシャープ (770キロ)
○メジロゴーリキ (770キロ)
【解説】今シーズンは全馬がオープン格付けで馬齢(4歳馬)の減量と今年の収得賞金(130万につき10キロ加増)の分だけのハンデ差。最大で30キロなら実績上位馬が有利になりそう。それと馬場を考慮して判断したい。本命にはオレノココロを指名。夏の暑さの影響があとに響いたが今は回復に向かっており、稽古も予定通り消化。ここに向けて順調といえる仕上がりまでに。馬場が重くなればなるほど力を発揮できるのもこの馬の強さであり、780キロと昨年よりも条件には恵まれており、連覇の期待を。相手筆頭はメジロゴーリキ。800キロを超える荷物にはまだ課題はあるが、770キロなら問題ないだろう。自慢の障害力をフルに生かせる。ミノルシャープを3番手に。北見記念では成長を窺わせる内容で2着。重い馬場でもためが利けば対応できるし、一瞬の切れ味を生かせれば古馬重賞初制覇も夢ではない。その他では実績面ではやはりコウシュハウンカイ。トップハンデを克服できれば。穴を出せば4歳馬。
第44回ばんえいオークス(BG1) 3歳牝馬オープン定量 12月8日10R
出走予定馬
○アアモンドノース (670キロ)
○アアモンドラッシュ (670キロ)
○クイーンヴォラ (670キロ)
○サクラユウシュン (670キロ)
○ジェイカトレア (670キロ)
○ジェイセリナ (670キロ)
○ドルバコ (670キロ)
○ハイトップフーガ (670キロ)
○ヒメトラクイーン (670キロ)
○ヤマサンブラック (670キロ)
【解説】3歳女王決定戦。定量で行なわれるだけに波乱は起こりづらいレース。今年も有力どころは絞れそう。本命は昨年の女王であるジェイカトレア。今年は牡馬相手の重賞にフル参戦。入着が最高ではあるが、レベルを考えれば上々の走りを見せていた。牝馬戦なら現状では抜けた存在と言えるし、軸は不動と見た。相手探しだが、まず挙げたいはサクラユウシュン。腰の甘さから結果を残せていない今年だが、昨年の実績を考えればここで勝ち負けして不思議ない力の持ち主。障害次第では一発十分。続いてはヒメトラクイーン。速い競馬よりはじっくりと構える方が向いているので増量も心配なさそう。前半どこまで我慢できるかがこの馬のポイントだろう。その他では上昇してきたヤマサンブラック。3月の牝馬特別の勝ち馬であり、パンとすればこの中でも通用。
(競馬ブック 定政 紀宏)