【帯広】第56回イレネー記念 結果
2025年3月9日
帯広市
3月9日(日)「第56回イレネー記念」(BG1)の結果
~キョウエイエース号がゴール前での粘り合いを制し世代頂点に立つ!~
ばんえい十勝で2025年3月9日(日)に行われた「第56回イレネー記念」(3歳オープン・BG1)は、キョウエイエース号がゴール前の粘り合いを制し世代の頂点に立ちました。
馬場水分1.8%で行われた本レース。各馬一斉にスタートから飛び出しキョウエイエース号を先頭に勢いよく第一障害を越えていきます。道中は大きく遅れる馬もおらず、一団のまま進み、中間点を過ぎたあたりからキョウエイカスミ号がわずかに遅れたものの、ほぼ横一線で第二障害へと進んでいきます。
第二障害でスーパーシン号が最初に登坂を開始。それを見る形でホクセイテンリュウ号、アバシリタカラコマ号、キョウエイエース号ら後続も一斉に仕掛けます。スーパーシン号とキョウエイエース号が抜群のかかりでほとんど同時に勢いよく第二障害をクリア。アバシリタカラコマ号、ウンカイダイマオー号、スターイチバン号と続きます。
スーパーシン号が下りた勢いのままわずかに抜け出し2番手のキョウエイエース号ら後続を突き放しにかかりますが、残り20mで脚が鈍りはじめキョウエイエース号が再び強襲し2頭の叩き合いに。
粘るスーパーシン号を必死に追いかけるキョウエイエース号。スーパーシン号の脚がゴールまで残り数メートルのところで急に止まり、キョウエイエース号がそれを一気にかわすとそのまま粘り強く歩ききりゴール。「ナナカマド賞」に続く重賞2勝目を飾りました。
キョウエイエース号を管理する村上慎一調教師は「イレネー記念」をニシキエーカン号で制した2012年以来3度目の制覇。騎乗した菊池一樹騎手はオーシャンウイナー号で制した2021年以来2度目の制覇となりました。
記
<キョウエイエース号のプロフィール> ※2025年3月9日現在
生年月日・毛色 血統 生産者 馬主 厩舎 通算成績 |
:2022年5月9日(牡3歳・鹿毛) :父 キタノリュウキ 母 風 蓮 (母父) グレイトアマゾン :大野 信一氏 :大野 昇氏 :村上 慎一厩舎 :19戦9勝(うち重賞2勝) |
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【村上慎一調教師のコメント】 近走の動きがちょっと悪かったので心配でしたが、勝てて嬉しかったです。今日は本当に頑張ってくれました。 状態は良く、定量ということもあったので期待はしていましたが、近走はゴール前で詰まることもあったので安心はしていなかったです。重量について心配はしていなかったです。馬場状態もこの馬ならこなせると思っていました。 この馬は悪いところが無い馬ですが、しいて言えば今後もっと馬体が成長してくれればと思います。 今後も上を目指して頑張って行きたいです。これからも応援よろしくお願いします。 【菊池一樹騎手のコメント】 本当に馬が頑張ってくれました。状態は悪くはないと思っていましたが、近走の成績から少し自信はなかったです。作戦は特になかったのですが、スーパーシンが隣だったので見ながら走りました。 重たい重量で、馬場もちょっと重めだったので不安でしたが、スタートして反応見ると、思ったより引っ張ってくれて、意外と息もちゃんと入れることが出来たのでチャンスがあると思いました。障害は本当に上手に越えてくれました、ゴール前は頑張ってくれと必死で追っていました。勝った瞬間は本当に嬉しかったです。来年、再来年と世代の1番で行きたいと思っています。 今日は応援ありがとうございます。来週はばんえい記念、今年度最後なので皆さん最後まで応援よろしくお願いします。
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以上