【開催見解】第6回船橋競馬(9/1~4)
平成26年度第6回船橋開催は9月1日(月)~9月4日(木)の4日間開催。
初日のメインは「青柳特別」1600メートル。
千六[1210]と安定ぶりが光るシンボリルルド。除外明け4戦目の前走が2着に敗れはしたが、千六1分41秒0の快時計をマークと能力の高さを証明。
今の充実ぶりが確かなだけに、この顔ぶれなら大崩れは考えにくい。1戦ごとの相手強化を跳ね除けて7連勝と勢いのあるガリャルダが対抗格。地元千六はベストに近い条件で、
前走の勝ちっぷりなら、ここでも楽しみは大きい。左周りの千六に戻ってタマモルーキーの巻き返しにも期待できそうだが、このクラスでの好走実績が豊富なフレンチも軽視はできない存在。
2日日のメインは「小金牧特別」1700メートル。
休み明けを叩いて上昇ムードにあるドリームバラード。転入初戦は7分程度の仕上がりで4着と、このクラスに早くもメドを立てた印象。前走のレースぶりなら千七への距離延長
も苦にならないとみて、中心に期待。シンボリプロントの前走はあきらかな展開不向き。内容的には上位3頭と遜色ないもので、改めて見直したい。
ほか、先行有利の馬場を中団から伸びて2着好走のインディライト、C1昇級でも一連のレースぶりが光るビッグウェーバーに通用の可能性があるとみて注目したい。
3日目のメインは「桑島孝春記念」1700メートル。
コスモイーチタイムは転入後3→3→4着。ワンパンチに欠けるが、ここは少頭数のメンバー構成で地力が問われる一戦。戦ってきた相手を考えれば、じゅうぶん上位争いになる。
スカイインテンスの前走は勝ち馬には完敗でも、4着のツクバチャームには2馬身差。千六1分41秒4のと時計もなかなかのレベルで、同型不在というのも大きなプラス材料。
昇級組では前走の勝ち時計が優秀なモズブラックアイに注目したい。
4日目のメインは「伏姫特別」1500メートル。
くろうま賞の1、2、3着馬が揃って参戦(予定)だが、なかでも注目なのはベルモントレーサー。最内枠を生かしきったレースぶりで、2着馬に0秒5差をつける完勝劇。このクラスでの好走歴もある馬だけに、ここでも期待は大きい。2番手には叩き3戦目で一変したゴールドエルフを挙げたい。前走の勝ち時計が優秀だっただけに、B2戦でも能力的にヒケは取らないはず。3戦連続で馬券圏内中のダージーパラダイスも展開次第で浮上の余地。穴目では、前走が超Hペースで急失速も仕方のないノボプレシャス。すんなり行ければ、変わり身があっていい。
文 日刊競馬 津田英憲