【開催見解】第1回船橋競馬(4/10~14 重賞:マリーンカップ[JpnIII])

2017年4月9日

 平成29年度第1回船橋開催は4月10日から14日までの5日間開催。

 

 初日のメインはB2・B3ハンデの桜波スプリントで距離は1200メートル。

 

 転入初戦B1下3着のロマンコスモが転入2戦目で相手関係も楽になり上位争い必至。唯一不安を挙げるとすれば二走ボケくらいか。

 相手候補は実績から距離短縮歓迎のワインシャワー、緩やかな上昇カーブを描いているウチデノコヅチ、前走は前残りの展開も追い込んで5着と復調気配を感じさせたタイセイパラゴン。穴で狙うなら転入2戦ともに凡退したことにより、今回人気が落ちそうなアリッサム。馬体さえ絞れてくれば粘りは増すはずで一変警戒。

 

 2日目のメインは3歳以上オープンによる陽春賞で距離は1600メートル。

 

 他場から出走希望の馬が多く、もし出走叶えば狙える遠征馬を推奨したい。

 インフォーマーは前走脚を余しぎみの4着で数字以上の評価可能。中間の気配も良好で自身1600メートルもベスト。成績以上に人気になりにくいタイプで妙味十分。

 もう1頭は浦和のピグマリオン。転入初戦は2番人気に推されながら10着惨敗も1度使ったことで次は変わってきそうな感触はあった。抜群の馬っぷりでJRA時の実績も納得できる馬。叩き2戦目での変わり身がって不思議はない。

 

 3日目のメインは3歳以上牝馬オープン・第21回マリーンカップ(JpnIII)で距離は1600メートル。

 

 注目1番手はTCK女王盃、エンプレス盃を続けて制覇したワンミリオンス。左回り、距離不問のタイプで鞍上の戸崎騎手との呼吸もぴったり。ここも大崩れはイメージしにくい。

 注目2番手はJBCレディスを連覇した女王ホワイトフーガ。前走フェブラリーステークスは9着とはいえ牡馬一戦級の勝ち馬と0秒8差なら健闘したと言える部類か。時計の掛かる地方ダートの左回り1600メートルは絶好の舞台であらためて。

 この2頭相手に逆転があるとすれば今回ダート戦に矛先を向けてきたパールコード。重賞のフローラステークス2着、秋華賞2着で古馬相手(当時)のエリザベス女王盃でも4着と、芝での実力はJRAの中でもトップクラス。初めてのダート戦でナイター競馬、自身初の1600メートルとこなすべき課題も多いが、未知の魅力はある。

 

 4日目のメインは東京湾カップトライアルのブルーバードカップで距離は1700メートル。

 

 注目は鎌倉記念4着で、続く平和賞でも5着と掲示板は確保しているキャンドルグラス。今回久々も態勢はきっちり整っている印象で、ここは相手関係からも好レース必至。

 もう1頭注目したいのはソッサスブレイ。前走京浜盃は7着までも、3戦3勝の地元で、この顔ぶれなら巻き返す十分。

 ここ4戦で3勝と勢い魅力のグランウブロも注意は必要。脚質に幅があるし、レースぶりから1700メートルも気にならない。

 

 5日目のメインはA2以下ハンデの伊勢海老特別で距離は1600メートル。

 

 前走快勝で復活をアピールしたスターローズ。もともと3歳時にユングフラウ賞を制して、東京プリンセス賞でも2着に好走した素質馬。前走以上に楽な相手関係ではないが、ひところの輝きを取り戻した今のデキならV2も可能。

 

 

文  日刊競馬  津田英憲

 

 

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