【開催見解】第11回船橋競馬(2/5~2/9 重賞:報知グランプリカップ)

2018年2月4日

 2月5日(月)から2月9日(金)までの船橋開催は昼間開催で行われ、7日(水)には第54回報知グランプリカップが行われる。

 

 5日(月)のメインレースは「春闘賞」特別(B1、B2 1000m)。ここはシークロムのスピードに期待する。船橋記念では通用しなかったが、今回は自己条件。スタートが速く、ここは逃げ切りに期待する。相手はキングスベンチ。決め手だけならオープンで通用すると思われる。今回は吉原騎手を鞍上に迎えて差し切りまでありそう。相手強化、距離延長の前走は3着までだったフィットも、この距離なら巻き返しは可能だし、近走はもうひとつのロマンコスモは調子落ちは見られずこちらも巻き返しは可能だ。あとはスピードあるジュンサザンクロス、自己条件でこの距離ならマイネルルークスあたりにも注意したい。

 

 6日(火)のメインレースは「春告鳥特別」(B1下 1700m)。ここは素質馬が揃って難解だ。中央から転入初戦となった前走を鮮やかに逃げ切ったオーバーカム。前走はA2下だったが、今回はB1下。自己条件の割りに相手は揃ったが、再度逃げ切りまでありそう。前走戸塚記念で2着に好走したキングガンズラングは、それ以来の競馬になるが、ここに向けて仕上げは進んでおり初戦から面白い。久々の勝利となったハニームーンは引き続き好調。相手は揃ったがここに入っても通用する器。中央時の実績ならサヴウァティアーノで通用するし、長期休養明けで距離不足と思われた前走で2着に好走したディアブルーダー、中央から転入初戦になるが乗り込み十分なペイシャゴンジセ、好調なマルヒロナッツオー、ドライヴシャフト、ガリャルダ等も上位争いに加わってきて不思議はない。

 

 7日(水)のメインレースは報知グランプリカップ(4歳以上オープン、SIII 1800m)。ここはケイアイレオーネが中心になる。距離は幅広くこなし、コースも問わないタイプで前々で捌ける器用さがあり、崩れは少ない。ロワジャルダンは転入初戦の前走はブルドックボスに逃げ切りを許したが、今回は叩き2戦目で距離延長と条件が好転。勝ち負けになる。勝ち味に遅いが堅実なタイムズアローやトーセンハルカゼ、決め手鋭いオメガスカイツリーやタマモネイヴィー、前走で復活を果たしたグレナディアーズ、再転入初戦になるが昨年の覇者エンパイアペガサス、休み明けではあるが羽田盃でヒガシウィルウィンを破ったキャプテンキングなど好メンバーが揃い、今年の古馬戦線を占う意味でも注目のレースだ。

 

 8日(木)のメインンは「駿麗賞」(A2 1600m)。ここは只今6連勝中のフミノインパルスが登場してくるが、今回は9月以来の実戦で重賞並みの強敵揃いのA2戦。仕上げが鍵になるがその走りに注目したい。相手は休み明けを3戦したアップトゥユー。2歳時にローレル賞勝ちがあり、他にも重賞2着4回がある実力牝馬。このクラスの安定勢力ならアサヤケやヤンキーソヴリンやスティレット。転入組では道営2冠馬ベンテンコゾウや一昨年の報知オールスターカップなど重賞6勝のグルームアイランド、力あるベルゼブブやモリデンルンバ、他にも力つけたクインザヒーローやクラトリガーあたりにも注意が必要だ。

 

 9日(金)のメインレースは「馬事畜産振興協議会杯」(B2二組 1600m)。ここはスターバーストカップ2着、勝島王冠3着のハイテルカイトに注目したい。地元開催が降雪で取り止めになった影響がなければ、力はここでは抜けた存在。前走チバテレ盃でオープン馬相手に見せ場を作ったトゥモローウィング、転入後2戦の内容が上々のジュガンティーヤ、転入初戦の走りが目立ったタイガークラウン、2連勝中のサトノクリエション、前走は案外も巻き返しを狙うシートンあたりが相手になる。しかし他にも素質高いオルキスリアンや力があるクールテゾーロ、またはクローザーやゴールドリーガルなど決め手がある馬にも注意したい。

 

 

 (勝馬 山形宗久)

 

 

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