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【開催見解】第10回船橋競馬(1/15~18 重賞:船橋記念)

2019年1月14日

 初日のメインレースはB3による白富士特別で距離は1600メートル。中心になるのはマテラリードル。中央では500万でVがあるし、移籍初戦の前走はB2下で0秒1差の2着。大型馬で上積みは大きいし、年が明けてB3に降級と条件も楽になっている。一連の内容からも展開に左右されず、崩れはないだろう。連勝中と勢い十分なのはレオチェックメイト。長く脚を使う内容で時計、着差以上に強い内容を続けているし、5歳にして本格化の様相。前走で持ち時計を更新したが、まだまだ良くなる余地を残しているだけに更に時計は詰まりそうだ。テンタマユキノブは移籍初戦こそ9着だったが、ここ2戦は1着、2着とすっかりこちらの環境にも慣れてきた。勝利を飾った2走前の1分41秒9は優秀な時計だ。ブレイブブロッサムは休養後使いつつ徐々に良化気配。このクラスでもVの実績があるし、前々で流れに乗れるようならそろそろ出番もありそう。詰めの甘さが残るレディーゴーだが、その反面相手なりで大きな崩れが比較的少ない。勝ち馬からは大きく離された前走だが、連対を確保して体調は上向いている様子。カランツフレイバーの前走は思わぬ大敗だったが、これは折り合いを欠いて本来の競馬ではない先行策になってしまった影響。調子は落ちておらず、折り合って末脚を生かす競馬なら巻き返しの可能性は十分にある。他では移籍初戦となるロッキーバローズにも注目したい。中央時には素質を評価されていた馬だし、500万でも好勝負を演じたこともある。船橋移籍で再び息を吹き返す可能性も十分だ。

 

 2日目のメインレースは4歳以上のオープンによる重賞の船橋記念で距離は1000メートル。昨年の覇者アピアは7月に行われた習志野きらっとスプリントを含めて船橋1000メートルは4戦全勝。この舞台には絶対の自信を持っているし、態勢に不足もない。死角らしい死角が見当たらず、連覇の可能性は非常に高い。移籍初戦となるドラゴンゲートは昨年の3月以来の実戦だが、中央オープンでVの実績があるし、重賞でも4着があるほど。多少重目が残っているのは事実だが、スピードは上位の存在。1000メートルなら息保ちの不安もないだけに、いきなり好走も十分にあり得る。ウェイトアンドシーは地方に移籍後は重賞3勝。前走は名古屋に遠征しての勝利で価値十分だし、間隔を開けただけに疲れは見られない。今回は転厩初戦になるが、仕上げに関しては全く不安を感じない。サトノスピードオーは休養後はこの舞台に狙いを定めて2戦ともに2着。前走は出遅れながらも前述アピアに迫ったし、叩き3戦目のここが大目標。スタートが決まれば際どい勝負に持ち込めるはず。昨年の優駿スプリントVで習志野きらっとスプリント2着のクルセイズスピリツも11月に復帰後2戦消化して今回が全力投球。少頭数になりそうで有力馬は絞られる。

 

 3日目のメインレースは4歳以上のオープンによる準重賞のチバテレ盃で距離は1700メートル。注目はキングガンズラング。デビュー以来着外は1度だけで、休養直前には5連勝で京成盃グランドマイラーズV。前走は2着に敗れたが、休み明けだったことを考えれば悲観する内容ではなく今回も当然有力候補。その前走でキングガンズラングを退けたのがベンテンコゾウ。門別と岩手で重賞7勝の実力馬だけに、納得できるといえば納得できるが、再転入の初戦で3カ月振りの実戦だっただけに正直驚かされた。明けて5歳となったが、まだまだ進化を続けているだけに連勝の期待が高まる。8月に復帰後4連勝で軌道に乗ったベイビータピットも大差は感じない。馬場状態の違いはあっても単純な時計比較では前述2頭を上回っているし、3戦全勝だけに距離適性でもややリードしている印象。ここでも結果を残すようなら一気に重賞路線に名乗りを上げられる。これまでに16勝を挙げているアーミーバローズは前走こそ休み明けで息切れしてしまったが、叩き2戦目は4戦全勝で使えば変わるタイプだし、一連の内容からオープンでも力量は通用の感触。一転して気楽な立場になるだけに競馬はしやすくなる。その他ではグルームアイランド、ヒラボクプリンス、マルヒロナッツオーといった辺りにも注意が必要。

 

 4日目のメインレースはB1下によるZBAT!×夕刊フジ賞で距離は1700メートル。船橋移籍後は6戦6勝で時計的にも評価できるヴィグラスムーヴは条件が上がっているものの能力的には楽に通用しそう。前走は逃げ切ったが、差す脚もあり自在性があるのは大きな強味。1600メートル以下がベストだけに距離延長は鍵になるが、今の状態なら全く不安は感じない。除外と再試を挟んで実質久々の実戦となった前走で5馬身Vのロバストミノルは中央3勝の実績。前走はA2下の条件だっただけに今回のB1下は極めて有利な条件だし、前述ヴィグラスムーヴを止める一番手だろう。前走は休み明けにも関わらず勝ち切ったステラライトは18キロ増でも結果を残し、明けて4歳らしい確かな成長を見せている。久々好走の反動皆無で更に上昇、父フリオーソで母父がゴールドアリュールだから距離延長はむしろプラスに働く公算大だ。前走で巻き返したゾンネンブルーメはまだ気性面で課題を抱えているが、逃げれば強さを発揮。ここも自分の競馬に徹すれば互角以上のレースができそう。安定した取り口で成績も安定しているハドソンホーネット、前走で後方一気を決めたファイアフォンテン、徐々に良化を見せるモリデンルンバといった辺りも上位を形成する。

(勝馬 小栗 啓裕)

 

勝馬

 

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