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【開催見解】第9回門別競馬(8/8~17 重賞:エトワール賞、ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)、フルールカップ)

 夏競馬真っ盛り。今週の札幌競馬のコスモス賞にはホッカイドウ競馬所属の2歳馬が参戦する予定だし、当門別競馬は前節に重賞は組まれていないものの、後節には、5日目の8月16日には古馬オープンによる「エトワール賞」、6日目の17日には、古馬オープン牝馬によるダートグレード競走「ブリーダーズゴールドカップ」と2歳牝馬による「フルールカップ」が行われる豪華3重賞。今開催も目が離せない。

 

【重賞レース】
○8月16日 第17回エトワール賞登録馬 3歳以上オープン 距離1200m
・メイショウノーベル
・エイシンヒート
・トウカイビジョン
・コールサインゼロ
・アウヤンテプイ
・ユウユウ
・タイセイバンデット
・レッドペリグリン
・シセイカイカ
・トドイワガーデン
【展望】

グランシャリオ門別スプリントを快勝後、船橋の習志野きらっとスプリントに参戦したタイセイバンデット。完敗の2着ではあったが、全国に名を知らしめたのは確かである。当初は盛岡で行われるクラスターカップにエントリーをしていたが自重、ここ一本に的を絞られることになった。ここまで3度の長期休養を経験しており、6歳にして、まだ11戦のキャリアしかないが、その分、伸びしろは大きい。門別では5戦5勝負け知らずの実績を誇っており、1200mのエキスパート揃いの中でも、既に王者の風格は備わっている。元王者であるアウヤンテプイとの新旧交代は時間の問題だろう。コールサインゼロは休養明けを叩かれつつ、ようやく軌道に乗ってきた。逃げ差し自在の2連勝は素直に認めるべき。潜在能力では一番と思われるトウカイビジョンは、やや足踏み状態だけに、超安定勢力のレッドペリグリン、若い4歳のエイシンヒートらが争覇圏を賑わすかもしれない。

 

 

○8月17日 第29回ブリーダーズゴールドカップ登録馬 JpnIII 3歳以上オープン牝馬 距離2000m
・クイーンマンボ 栗東
・スルターナ 栗東
・タイニーダンサー 美浦
・マイティティー 栗東
・ワンミリオンス 栗東
・トキノベラトリクス 笠松
・ビービーバーレル
・ジュエルクイーン
・バラブシュカ
・エメンタールベルン
・ステファニーラン
・シャインプラチナム
・ジュンアイノキミ
(以下補欠)
・ブランシェクール
・オージャイト
・サルサディオーネ
・マユキ
【展望】

今年も層の厚いJRA勢が顔を揃えており、それらが主役を務めるのは間違いないだろう。距離2100mの関東オークスを力で押し切った3歳馬のクイーンマンボは、ダートではまだ底が割れていない魅力で一杯だが、関東オークスと言えば、一昨年の覇者タイニーダンサーは門別出身で地元のJpnIIIを連破した実績の持ち主。懐かしい地で、ひと暴れの可能性は十分。また、大目標は秋のJBCレディスクラシックではあっても、中長距離のワンミリオンスも相当な強さを秘めているだけに、主力がっぷり四つの印象。地元の期待は、ヒダカソウカップ、ノースクイーンカップの牝馬重賞を連覇してきたジュエルクイーン。地元の利をどこまで生かすことができるかが焦点だが、胸を借りる立場に変わりはない。

 

 

○8月17日 第4回フルールカップ登録馬 2歳オープン牝馬 距離1000m
・ヨシノファルコン
・グラヴィオーラ
・リコーデリンジャー
・マサノスマイル
・リボース
・ストロングハート
・テイーズロワール
・ペキノワ
・ボーダレスガール
・ミレナ
・エグジビッツ
・ミスビセンチ
【展望】

このレースを皮切りに11月のブロッサムカップまで、2歳の牝馬限定戦がスタートするわけだが、1000mはこのレースだけであり、スプリント色が強いメンバー構成にはなっている。フレッシュ、ウィナーズチャレンジを制した2勝馬のヨシノファルコンは、栄冠賞で披露したスピードは、この距離となって、俄然、脚光を浴びそうだが、アタック、オープン特別の2勝馬グラヴィオーラは1000mで1分割れの持ち時計。足抜きのいい馬場になれば、鬼に金棒。デビュー戦は衝撃の走る勝ちっぷりだったストロングハートも、ここに入ってもスピード負けはしないはず。

 

 

【初日メイン】
○8月8日 11R 平取町長杯「平取すずらん特別」3歳以上 C1-3組以下 距離1200m
1.マッテンタルト
2.ピンクノオウマサン
3.オープンアーム
4.アースウォール
5.フクムスメ
6.シゲルシーラカンス
7.ポリカ
8.トモノトップガン
9.ヴェニット
10.ファジーネーブル
【展望】

細化した馬体を立て直して再出発を期したポリカの前走は、4角先頭から余裕を持って後続を突き放す文句なしの勝ちっぷり。3歳馬は条件的に恵まれるケースが多いが、勝ってほぼ同条件のここなら、まず負けられない印象。相手は交わされてからも実に渋太かったオープンアーム、今季10割連対中のマッテンタルト。敢えて絞るなら、この両馬。スピード秘めるヴェニットの場合は同型馬との兼ね合いが鍵を握っている。
(厩舎の談話)
1.マッテンタルト 前走のようにスッと交わされると気の悪いところを見せますからね。自分の走りができれば、意外と渋太いタイプ。崩れることはないと思う。
2.ピンクノオウマサン 前走は着順を落としましたが、タイム的には変わりませんので、この馬なりには走っています。もう少し馬場が軽くなってほしい。
3.オープンアーム 最後まで集中し切れないのが、善戦止まりの原因。このクラスなら、勝つ力があるはずです。気持ちの問題だけに、なんとかしたいですね。
4.アースウォール 連闘は大丈夫ですが、上の条件への挑戦ですからね。脚は使う方ですが、よほど展開にでも恵まれないと難しいでしょう。
5.フクムスメ 前走は後手に回って揉まれ込んでしまいました。スムーズに流れに乗れれば、デキはいいのでもっとやれるはずです。巻き返したいですね。
6.シゲルシーラカンス 転入2戦目で時計は少し詰めたとはいえ、まだ上位との差は大きいです。少しでも馬場が軽くなれば、もう少しやれそうなんですが……。
7.ポリカ 馬体も戻りましたし、前走はこの馬らしい走りを見せてくれました。実績的にも勝つのが遅かったくらい。前走と同じ条件、ここも問題はないでしょう。
8.トモノトップガン 前走、思いのほか体が減っていたので、前開催を休ませて回復に努めました。今回は本来の粘りのある走りができるはずです。
9.ヴェニット 力量比較がつかないですし、この条件に入って、どの程度やれますか。行き切れればいいですが、揉まれると脆いところがある感じもしますね。
10.ファジーネーブル 前走、距離を延ばしても、思ったほど脚を使いませんでしたね。この条件では荷が重いということでしょう。ここも強気にとはいきません。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

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