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【開催見解】第10回門別競馬(8/22~31 重賞:リリーカップ)

 8月20日の札幌競馬、9Rのクローバー賞で断然人気のタワーオブロンドンとの追い比べで内から差し返して見事な勝利を飾ったホッカイドウ競馬所属のダブルシャープ。これで札幌2歳S(9月2日、芝1800m)出走への切符を手にした。血統的に距離延長は大丈夫だから、その夢が更に広がった。

 さて、先日、行われたブリーダーズゴールドカップの売上が、今年6月の北海道スプリントカップを大きく上回るレコードを樹立した。今年の売上の累計でも昨年比120%前後を推移。JRAネット投票が地方競馬の大きな活力源になっているのは確かだし、即パット以外でも買えるシステムの拡大があれば、さらに市場が大きくなりそうだ。なお、今開催の重賞レースは、後節6日目の2歳牝馬によるリリーカップが組まれている。

 

【重賞展望】

○8月31日 第14回リリーカップ登録馬 2歳オープン牝馬 距離1200m

・ボーダレスガール

・メイクアラッシュ

・グラヴィオーラ

・マサノスマイル

・リコーデリンジャー

・コスモウーノ

・ストロングハート

・チェゴ

・アーツレイジング

・リボース

・パートカラー

・ティーズロワール

・プリムラジュリアン

・ミレナ

(以下補欠)

・エグジビッツ

・バモス

・ヒロ

・ミスビセンチ

・レジャイナルーチェ

【展望】

前開催に行われた重賞フルールカップの上位馬が主力を形成するのは間違いないが、当時よりも1ハロン延長になる点が唯一無二のポイントになりそうだ。勝った伏兵ボーダレスガールは激しいハナ争いに乗じたわけだが、3~4角で馬込みを捌き切ったあたり、相当な勝負根性を持っている印象。2着マサノスマイルはスタート直後から飛び出して、超ハイペースにもかかわらずゴール寸前まで粘り通した。好位差しが板につき安定感たっぷりのグラヴィオーラ、意外にも馬体に余裕が見られたストロングハート。この3、4着馬あたりからの巻き返しがあるかもしれない。違う路線からは、ブリーダーズGJC4着のコスモウーノ、3カ月ぶりを叩かれたパートカラーなど、激戦は避けられない顔ぶれ。

 

【道営スプリントトライアル】

○8月31日 スマホアプリ JA2MP特別登録馬 3歳以上オープン 距離1200m

・サクラゴスペル

・サトノプリンシパル

・ポアゾンブラック

・コールサインゼロ

・テイエムシャンパン

・レッドペリグリン

・トドイワガーデン

・ビクトリーローズ

【展望】

9月21日(第12回3日目)に行われる道営スプリントの前哨戦。僅か8頭の登録というのは淋しい限りだが、エトワール賞からは間隔が開いていないために仕方のない部分もある。転入緒戦を鮮やかな逃げ切りを収めたサクラゴスペル、超大型馬の叩き2走目、距離短縮となるサトノプリンシパル、7月17日に能検を合格した超大物のポアゾンブラック。これらがすべて田中淳厩舎所属というから凄いの一語。現在、リーディングの1位を独走している角川厩舎に追撃態勢を敷く布陣が整った感じもする。エトワール賞連覇の夢破れたレッドペリグリン。今年は未だ勝ち星には恵まれてはいないが、すべて3着以内という手堅さ。これは地力の成せる業とも言えるはずだから、当然、主力を形成するだろう。

 

【初日メインレース】

○8月22日 11R ししゃもとやまべ日高町特別 3歳以上C1-3組 C2-1組 距離1200m

1.カグラハヤテ

2.フクムスメ

3.メイプルレジェンド

4.シゲルシーラカンス

5.ミオビキニブロンド

6.モスフラワー

7.オープンアーム

8.キンシャサノボス

9.プレゼンスブルー

10.ハタノアデール

【展望】

前開催の最終日はSPAT4のトリプル馬単がキャリーオーバー。初日の最終レースはファンにとっては大事な一戦になったが、メンバーを一見すると、傑出馬不在の印象。人気は大崩れしない安定感を誇っているオープンアーム、前走は外々を回るロスが大きかったミオビキニブロンド、転入緒戦を叩かれての2走目となるモスフラワーだろうが、いずれも、もうひとつインパクトに欠けるのも否定できない。というわけではないが、中央500万からの転入緒戦となるハタノアデールが、それらをまとめて面倒を見るケースは十分という見解。降雨予報で馬場が締まりそうなのも歓迎材料だ。

(厩舎の談話)

1.カグラハヤテ 折り合いつけるのはいいんですが、どうもレースがチグハグになっていますね。終いは確実に脚を使いますし、流れを掴んで運べれば。

2.フクムスメ 前走はいつもより気持ちが出ていなかった気がします。少し、ズルさが出てきたのかもしれません。気合が乗っての先行なら差はないと思います。

3.メイプルレジェンド 揉まれ込んだり、極端に砂を被るようなことがなければ、前走のように力を出せるんです。アテにしづらいですが、勝機はあるはずです。

4.シゲルシーラカンス ここ2戦の内容を見る限り、タフな馬場では時計面に限界があるようです。状態面に問題はありません。軽い馬場での走りを見たいですね。

5.ミオビキニブロンド 前走は外を回わって追い上げたように力は見せていました。もう少しスムーズな走りができるようなら、際どく迫ってもいいでしょう。

6.モスフラワー コズミ気味になったのは少し気になりますが、叩かれた効果はあるでしょう。前走よりは動けると思いますし、変わり身に期待したいものです。

7.オープンアーム 集中力に問題があるので、なかなか勝利に手が届きません。それでも、コンスタントに一定の力を出せているように、デキはいいですね。

8.キンシャサノボス 上位を窺うところまではいかないものの、これまでよりも終いの反応は良くなっています。展開が向くようならいいですね。

9.プレゼンスブルー 順調に調整はできているのですが、結果が伴ってくれません。前走も大敗でしたから、強気にはなれませんね。

10.ハタノアデール 中央で休み明けを叩かれて、こちらにきていますし、息の保つ仕上がりです。血統的にも期待できる馬ですし、緒戦から楽しみです。

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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