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【開催見解】第13回門別競馬(10/3~12 重賞:サンライズカップ、瑞穂賞、エーデルワイス賞[JpnIII])

第13回門別競馬展望

 

 10月の声を聞く前に大雪山系の黒岳では初雪の便り。今年は冬が早くやってくるかもしれないが、今年度は今開催を含めて残り3開催となった。11月9日の道営記念まで、雪の影響もなくノンストップで開催できることを祈りたい。さて、今開催の重賞レースは、前節3日目にサンライズカップ、後節5日目に瑞穂賞、6日目には統一ダートグレード競走のエーデルワイス賞が行われる。

 

【重賞レース】

○10月5日 第17回サンライズカップ 2歳オープン 距離1,700m

1.ヤマノファイト

2.ディーエスソアラー

3.タケショウパイロ

4.ミスターバッハ

5.リコーパイソン

6.アポストル

7.サザンヴィグラス

8.ハッピーグリン

9.シュヴァルダムール

 

【展望】

栄冠賞に続いてブリーダーズゴールドジュニアカップで無傷の3連勝を飾ったサザンヴィグラス。前走は直線で前が開かず、2度、外に持ち出す大きなロスが生じて惜敗したが、何の不利もなければ、おそらく2~3馬身は突き抜けていただろうと察しがつく。その前走で初めて土がついたわけだが、今回と同じ距離だから、前走の敗戦を糧にできるのは間違いなく、重賞3連覇も決して夢ではない。中央札幌の芝に連続して挑戦してきたハッピーグリン。その2走はゴール前で差される結果になったが、ここまで4着以下をしらない安定感は本物。この1,700mも3走前のターフチャレンジIで勝ち上がっており、距離の長短が不問というのも頼りになる材料。あと、まだ底が割れていないアポストルも将来性は十分だし、距離を延ばして圧勝を演じたリコーパイソンにも注目する必要がありそう。

 

(厩舎の談話)

1.ヤマノファイト 予想以上に体重が増えていたので心配しましたが、きっちりと結果を出してくれました。ここも楽しみです。

2.ディーエスソアラー 決め脚のある方ではなく、距離は延びた方がいいでしょう。恥ずかしいレースはしないと思います。

3.タケショウパイロ いい走りができなかったレースはすべてナイター。それを踏まえて調教の時間帯を変えて備えてきました。

4.ミスターバッハ 前走は惜しかったですが、力を示す内容でした。内回りのマイル戦を経験してしています。展開次第でしょう。

5.リコーパイソン このレースに向けて経験値を高める意味で使った前走でしたが、強いレースぶりで期待感が膨らみます。

6.アポストル もう少し出脚が良ければ、前走はもっと際どい勝負ができたと思います。能力は見劣らないレベルのはずです。

7.サザンヴィグラス 至って順調にきています。距離に対する戸惑いはないですし、折り合いも大丈夫。自信を持って臨みます。

8.ハッピーグリン 前走は距離適性の差が出た結果。芝が向く馬ですから、タフ過ぎる馬場は心配ですが、この距離なら十分です。

9.シュヴァルダムール 負け過ぎましたが、落ち着いた流れで後ろから行く形になったのが応えました。変わってほしいのですが。

 

○10月11日 第50回瑞穂賞登録馬 3歳以上オープン 距離1,800m

・ランウェイワルツ

・ドラゴンエアル

・オヤコダカ

・スティールキング

・クラバズーカー

・グレイレジェンド

・ステージインパクト

・ジャストフォファン

・スーパーステション

・ジュエルメッセージ

 

【展望】

毎年、道営記念に直結する伝統の一戦だが、前登録から頭数が少なくなっているのは、無敵のオヤコダカが君臨しているためかもしれない。そのオヤコダカ。今年も昨年同様のローテーションを歩み、コスモバルク記念、赤レンガ記念、星雲賞、中央札幌の重賞・エルム賞を挟んで旭岳賞まで、地元では目下重賞4連覇中。内外の回りも関係なく、自力で押し上げて後続を封じるのだから、死角らしい死角が見出せない感じがする。ドラゴンエアルは赤レンガ記念がオヤコダカの2着。その後、盛岡のマーキュリーカップ、大井の東京記念と強敵に伍して、今回は久々に地元の競馬。6歳とはいえ数を使っていないだけに、まだまだ伸びしろは十分。スティールキングは取り消しを挟んで2連勝中。ここにきての成長力は本物であり、4歳牡馬の勢いを考えると大きな仕事をしても不思議ではないだろう。成長力を言うなら、王冠賞馬スーパーステションも同様。古馬オープンとは初対戦でも魅力十分の存在なのは確かである。

 

○10月12日 第20回エーデルワイス賞登録馬 JpnIII 2歳オープン牝馬 距離1,200m

・ウインジェルベーラ JRA

・シャインカメリア JRA

・ジュンドリーム JRA

・ラインギャラント JRA

・ストロングハート

・コスモウーノ

・ボーダレスガール

・マサノスマイル

・グラヴィオーラ

・パキラパワー

・リコーデリンジャー

・サラヒメ

・アンジュキッス

・パートカラー

・フォローユアハート

・ビジネスライク

(補欠)

・ニシノオリーブ JRA

・ディアジラソル JRA

・シンデレラマキ JRA

・メイショウヒサカタ JRA

・オジョーノキセキ JRA

・チェゴ

・リボース

・ゴールデンビコー

・ハナザカリ

・ジュネスガール

・ナツミプレジール

・ラストプラム

・レジャイナルーチェ

・ソトコマタ

 

【展望】

現時点ではJRA勢の動向は掴み切れないが、ダート1,200mの未勝利戦で2着馬に7馬身差の圧勝を演じたシャインカメリアに注目したい。前走のダリア賞は惜しくも敗れたが、オープンでもスピード負けしなかっただけに、単なる1勝馬ではないことは事実。函館2歳S2着のウインジェルベーラ。前走はホッカイドウ競馬のリュウノユキナに完敗したが、ダートに替わって一変する可能性は秘めている。地元勢では、1,200mのリリーカップを制したストロングハートが筆頭。前走のフローラルカップは、あのハイペースの中で内回り1,600mを踏ん張っての2着。改めて勝負強さを知らされる結果になっている。まだ底が割れていないコスモウーノも魅力は十分か。

 

【初日メイン】

○10月3日11R 北竜ひまわりライス特別 3歳以上C1-3組・C2-1組 距離1,700m

1.カヤク

2.ワイレアツヨシ

3.ブルーベルファイト

4.ピンクスター

5.アンカーマン

6.メイショウエゾホシ

7.カネミツロイヤル

8.ミネサランチェゴ

9.ライプメイン

10.シゲルシーラカンス

11.シュラーゲン

12.インテグラル

 

【展望】

今春デビューのカネミツロイヤルは、ここまで8戦を消化して5勝2着3回。初めての距離となった前走でアッサリと勝ち上がったあたり、距離面に幅が出たのも今後にとって大きな収穫になった感じがする。このクラスも難なく通過と判断。相手は自在脚質が大きな武器のメイショウエゾホシ、末脚が安定してきたブルーベルファイト。今回、久々に距離を延ばしてきたシュラーゲンもスムーズに折り合えば力は出せるはずだ。

 

(厩舎の談話)

1.カヤク ちょっとしか、いい脚を使えないので、前走のような速い流れでは動くに動けません。掲示板でもあればいいでしょう。

2.ワイレアツヨシ 前走は流れに乗れなかったのが原因。スムーズにポジションが取れれば、前走のようなことはないと思います。

3.ブルーベルファイト メンバーが揃い、なかなか勝ち切れませんが、展開さえ嵌まれば、恥ずかしいレースはしないと思います。

4.ピンクスター 前走は思ったほど動けませんでしたが、少し重かったのも影響したのでしょう。叩いて前進できるはずですよ。

5.アンカーマン 勝ち切れてはいませんが、名古屋での近走は安定して走れています。ゲートが悪く、まずはそこが課題ですね。

6.メイショウエゾホシ 前走は後手に回って追走で手一杯になってしまいました。自分でペースを作った方がいい馬ですね。

7.カネミツロイヤル 前走は初めての距離をしっかりとした走りで克服してくれました。昇級戦でも引き続いていい状態です。

8.ミネサランチェゴ 前走は差はありましたが、悪い内容ではありませんでした。ペースが向くようなら、前進を期待したいです。

9.ライプメイン 前走、仕掛けて行っても、今ひとつ気持ちが乗りませんからね。与しやすい条件ですが、強気とはいきません。

10.シゲルシーラカンス 前走を見る限り、距離は特に問題ないようです。ただ、まだ未勝利の身ですから、荷が重いでしょう。

11.シュラーゲン 今回は距離を延ばしてみます。経験もあるし能力的にはやれてもいいと思います。変わり身に期待しています。

12.インテグラル 状態は良くなっていると思いますが、まだ覇気が感じられず、なかなか本来の走りとはいきません。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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