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【開催見解】第5回門別競馬(6/12~21 重賞:北海優駿、ヒダカソウカップ)

第5回門別競馬展望

 

 6月7日に統一ダートグレード競走の第一弾「北海道スプリントカップ」が行われた。激しい先行争いを好位の内々で見守った中央のテーオーヘリオスが、ゴール前で馬群の中から抜け出して快勝。重賞初挑戦初制覇の快挙をやってのけた。次のダートグレード競走は8月16日のブリーダーズゴールドカップとなる。さて、今開催の重賞競走は前節にはなく後節4日目の北海優駿、5日目のヒダカソウカップが予定されている。なお、今開催から3歳条件戦がなくなり、3歳馬はすべて古馬の条件に再編成された。例年の傾向として、低条件ではかなりの率で3歳馬の活躍が目立っていることをつけ加えたい。
【重賞】

○6月20日 第46回北海優駿(ダービー)登録馬 3歳オープン 距離2000m
・スギノハヤブサ
・ベルセルク
・リンノゲレイロ
・ハッピーグリン
・サザンヴィグラス
・ニッポンダエモン
・マッドドッグ
・クロスウィンド
・ハーリーバーリー
・ビジネスライク
・ストロングキック
・ツルノシン
・ドラゴンハート
・エアーシャンクス
・ミスティックリズム
・ビービーアピール
・カツゲキジャパン
・スタークニナガ
【展望】三冠レース第一弾の北斗盃は内回り1600mが舞台だったが、第二弾は外回り2000mと大きく替わる点が最重要ポイント。名古屋からスギノハヤブサ、佐賀からはベルセルクとリンノゲレイロが参戦予定。北斗盃では早目早目の競馬で後続を突き放したサザンヴィグラスが実績上では筆頭候補だが、内回りでは強気の競馬が功を奏したが、父がスピード血統のサウスヴィグラスだけに、距離が2000mに延びる今回は大きな試練を迎える感じ。道中、どこまでスムーズに折り合って行けるかが最大、かつ唯一の焦点になりそうだ。北斗盃2着のビジネスライクは父がカジノドライヴ。昨年はアタックチャレンジで1700mを勝ち上がっているように、距離が延びるのは確実にプラス材料。自力勝負が可能だけに、展開面に注文がつかないのがいい。北斗盃の雪辱は十分に可能だろう。中央の皐月賞、ダービーの出走が叶わなかったハッピーグリンが登録してきた。芝で末脚の切れ味を生かすタイプだが、ダートでも実績は残している。九州ダービー栄城賞3着のベルセルクは、北海道時代よりもかなり力はつけているが、レベル差を考慮すれば、即、飛びつくわけにはいかない。

 

○6月21日 第4回ヒダカソウカップ登録馬 3歳以上オープン牝馬 距離1600m(内回り)
・ザワールド
・タイムビヨンド
・アップトゥユー
・ジュエルクイーン
・ヤマミダンス
・アルティマウェポン
・ディナスティーア
・ハヴアナイスディ
・ソーディスイズラヴ
・ジュンアイノキミ
・クオリティスタート
【展望】ヒダカソウカップは過去3年2,1,1着。目下2連覇中のジュエルクイーンは、6歳を迎えた今年も健在ぶりを発揮している。開幕のコスモバルク記念こそゴール前で甘さが出ていたが、確勝を期したオープン特別ではキッチリと快勝。ここに向けて弾みはついた感じだし、牝馬限定戦なら重賞3連覇へ視界は良好だろう。オープンとは名ばかりのメンバー構成が後押し。相手は実力馬を取るのか、下級でもデキのいい馬を取るかの取捨選択は難しいが、再び中央から戻ってきたクオリティスタートは、この門別では負け知らずの5連勝中。自分から動ける器用さを持っているだけに、初めての内回りにも対応できるはず。一昨年の道営記念の覇者であるタイムビヨンド。昨年は僅か1勝止まりだったが、一昨年のこのレースはジュエルクイーンの1馬身差2着だから、潜在能力でも決してヒケは取らない。

 

【初日】
○6月12日11R ジャスミン特別 3歳以上C1-2組以下 距離1700m
1.ローレンアイザック
2.バッテリーパーク
3.ジョンドゥ
4.スーパーブレーヴ
5.ナムラランボー
6.モスフラワー
7.シセイキセキ
8.スピリア
9.アートオブダムール
【展望】前々走は内回りの巧拙の差で惜敗したものの、今季はシセイキセキの充実ぶりが目立っている。ハナにこだわることなく、どんな競馬でもできるのが、今の安定感につながっている。手堅さでは五分以上のアートオブダムール。シセイキセキとは前後する位置から、互いに牽制しあう形になりそうだが、首位争いは五分五分と判断したい。割って入れば、中央からの転入緒戦、ディープインパクト産駒のジョンドゥが筆頭。他馬を抑えてスンナリと先手が取れるなら、最後まで渋太く食い下がりそう。
(厩舎の談話)
1.ローレンアイザック 決してデキが悪いわけではないんですが、レースぶりがピリッとしません。
2.バッテリーパーク 今季のタフな馬場には苦労している感じ。雨が降って軽い馬場にならないと……。
3.ジョンドゥ このクラスへの編入なら力負けはないでしょう。ただ、芝向きでタフなダートの適性は……。
4.スーパーブレーヴ ポカのあるタイプですから、前走はそれが出たんだと思います。追い込める展開なら。
5.ナムラランボー 昇級戦ということには不安は感じません。集中力が最後まで続くようなら。
6.モスフラワー 前走は出遅れてしまって、レースに参加できませんでした。まだ何とも言えませんね。
7.シセイキセキ レースぶりに安定感があります。昇級戦ですから、クラスにメドが立てればと思います。
8.スピリア この馬なりに順調。展開に注文がつくタイプなんですが、力は十分なものがありますからね。
9.アートオブダムール 引き続きいい状態をキープ。融通が利く馬ですから、特に展開に注文はつきません。

 

○6月12日10R 桔梗特別 3歳以上C1-2組以下 距離1200m
1.ブルーフォース
2.ダモンデ
3.ヨシノファルコン
4.アドマイヤゼン
5.サウンディングベル
6.ジュエリーアイス
7.モリデンマンボ
8.オープンアーム
【展望】先の北斗盃で大敗を喫したダモンデだが、今回も坂路で36秒台をマークしているように、体調そのものは決して悪くはない。今回は実績のある距離を選択してきただけに、大きく変わる可能性は十分だろう。古馬の条件に編成された3歳牡馬は魅力いっぱい。今季の安定したレースが目立っているジュエリーアイスとブルーフォースが当面の相手だろう。前走後、立て直しを図られたオープンアームの巻き返しにも注意がいる。
(厩舎の談話)
1.ブルーフォース 前走は昇級戦でしたが、早々にメドを立ててくれました。時計が速くなるとどうかという懸念はありますが、上位争いの期待は持っています。
2.ダモンデ このところ気を抜くケースが多いので、距離を短くして集中力を呼び起こします。初の古馬との対戦で、編入された条件もそこそこ厳しいですから。
3.ヨシノファルコン 前走はこの馬らしさを感じさせてくれましたが、本来の走りとは程遠い内容でした。良化があるとは言っても、立て直しの最中ですからね。
4.アドマイヤゼン 格上挑戦で距離も長かった前走は度外視できる結果です。やや強行軍ですが、自己条件の1200mなら差はないでしょう。
5.サウンディングベル デキはいいと思うんですが、どうも着順が上がってくれません。タフな馬場を苦にしているのかもしれません。もう少しやれるはずですが。
6.ジュエリーアイス あと一歩の着順が続いていますが、まだ全力で走りきっていないところがあるんです。最後まで集中できれば、勝機もあると思っています。
7.モリデンマンボ 前走は出遅れたとはいえ、それが根本的な敗因かと言うと……。デキは徐々に上向いてきていますが、まだまだ時計を詰める必要があります。
8.オープンアーム 前走はムラな面を出してしまいましたね。前開催を休ませて気持ちを入れ直しましたので、今回は巻き返したいと思います。
 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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