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【開催見解】第10回門別競馬(8/21~8/30 重賞:リリーカップ)

 第10回門別競馬展望

 

 前開催の重賞回顧から。4日目に行われた第18回エトワール賞は、逃げたサトノプリンシパルを中にして、内のナリユキマカセ、外にカツゲキライデン。直線は3頭横一線の追い比べとなったが、僅かに外のカツゲキライデンが最内のナリユキマカセを押さえて、グランシャリオ門別スプリントに続き重賞2連覇達成。6日目の統一ダートグレード競走の第30回ブリーダーズゴールドカップは、ドロンコ馬場の中、うまくマイペースに持ち込んだラビットランが、直線で後続を突き放して快勝。11月4日、今年は京都競馬場で施行されるJBCシリーズのレディスクラシックも視野に入れてくるのは間違いないだろう。同日の第5回フルールカップは、激しい先行争いを凌いだアークヴィグラスが、直線でひと伸びして混戦を制している。今開催の重賞は、後節6日目の2歳オープン牝馬によるリリーカップだけとなるが、前節3日目には、ヤングジョッキーズシリーズのトライアル門別、第1戦第2戦が中央地方の各々6名の騎手によって覇を競われるが、見逃せない一戦になりそうだ。

 

【重賞】
○8月30日 第15回リリーカップ登録馬 2歳牝馬オープン 距離1200m
・アークヴィグラス
・オスピタリタ
・タイムゴールド
・パレスラブリー
・グレイアンジェラ
・シェリーアモール
・ピュアドリーマー
・スティールティアラ
・レスプレンデント
・オーソーラヴリー
・ビービーガナール

 

【展望】前開催に行われた同じ牝馬限定戦のフルールカップから中1週で組まれているところに、登録の段階からフルゲートに満たない要因がありそうだが、距離が1200mに延びるのが最大のポイントになるだろう。フルールカップを逃げ切ったアークヴィグラスは、1200mの栄冠賞でも入着わ果たしているのだから、距離はギリギリ保つと考えていい。フルールカップで1番人気の期待を裏切ったスティールティアラは、レース間隔が詰まった分、余裕があった馬体も引き締まってくるだろうから、今度が本当の意味での正念場になるかもしれない。単にスピードで押すだけではなく、好位から差す競馬をマスターしたパレスラブリーも2カ月ぶりを叩かれてさらに上昇してくるはずだ。

 

 

【初日特別】
○8月21日10R 地獄は極楽!登別地獄谷特別 3歳以上C1-2組以下 距離1200m
1.キールアイス
2.グランロディア
3.センコーハーバ
4.サクラメジャー
5.タイムレスタイム
6.ジュエリーアイス
7.トーセンコスモ
8.キョウエイテンマ
9.オープンアーム
10.ソードオブホロウ

 

【展望】今季はなかなか常識にかかってこないキョウエイテンマだったが、ここ2走は本来の末脚を遺憾なく発揮している。坂路の動きも前走以上の反応を見せているだけに、いよいよ、勝機が巡ってきた感じだ。中間の降雨で馬場が軽くなりそうなのも大きな味方になりそう。今季5戦2勝2着3回のタイムレスタイムは、前走が2番手からの競馬。仮に内のセンコーハーバが強引に出て行く形になったとしても控える競馬は可能だろう。充実一途のデキだから、昇級の壁はないはず。どんな競馬でもできるグランロディアも前走で復調の跡がハッキリ。ここも仕掛けのタイミングが合えば、首位争いに加わる構え。

 

(厩舎の談話)
1.キールアイス 出脚は良くなっているのですが、スピードが続きませんね。もう少し粘り強さが出ないことには厳しいですね。
2.グランロディア 前走は頭数が少なく、落ち着いたペースだったので早目に動く形になりましたが、いい対応だったと思います。柔軟性を確認できました。
3.センコーハーバ リズムを崩したくないタイプですので、前走の不利は見た目以上に応えているはずです。今回は自己条件でウップンを晴らしたいと思います。
4.サクラメジャー 前走はこの馬のいつもの運びがレースの流れとうまく噛み合った結果の勝利でした。あとは同じように嵌まってくれればと思います。
5.タイムレスタイム 二つぐらい昇級しましたので、ペースに対応できるかどうかが鍵ですね。走破タイムなどは遜色がないので、分が悪いという感じはしません。
6.ジュエリーアイス 前走は行く馬がいなかったことで位置取りが前になってしまい、結果的に良さが出ないままでした。そろそろ、何とかしたいですね。
7.トーセンコスモ 特に変わったところはありませんね。自己条件に戻ってのレースでも、いい走りは望めそうにありません。
8.キョウエイテンマ 前走のタイムなら走れる馬ですから、展開のアヤと見るのが妥当でしょう。デキはキープできているので、流れひとつで勝機はあるはずです。
9.オープンアーム ここ数戦、真面目さが見えませんからねえ。デキが悪いわけでも、能力が足りないわけでもないですから、打開策がなかなか見つかりません。
10.ソードオブホロウ この馬なりに調子はいいんです。それで結果が出せないということは、このクラスでは力が足りないのでしょう。強気なことは言えません。

 

 

○8月21日11R JA門別美味ネギ君特別 3歳以上B4-2組以下 距離1200m
1.バッテリーパーク
2.モスフラワー
3.ミシェル
4.ブリリアントアリス
5.サウンディングベル
6.ルッセカッテル
7.ローツェフェイス

 

【展望】ジックリとローテーションを守ってきたローツェフェイスが、前走で今季初勝利を飾った。決して展開が向いたわけではないだけに、測ったように差し切った点は大いに価値がある。モスフラワーの前走は力のいる馬場状態が、この馬の切れ味を削いだ印象。少しでも馬場が軽くなりそうな今回なら、まず前走のようなことはないはずだ。当然、距離を戻してきたサウンディングベルも一角崩し以上は可能だろう。バッテリーパークは前崩れの展開を待ち望む他力本願のタイプだが、そろそろ、嵌まるケースは一考したい。

 

(厩舎の談話)
1.バッテリーパーク 1200mの流れにも慣れたようで、終いの反応が良くなりましたね。馬場がこれまでよりも軽くなりそうなのは好材料。展開次第ですね。
2.モスフラワー 前走は1番枠で勝負どころでかなり外に出さざるを得なかったですからね。そのロスもあったでしょう。力はこのクラスでも差がないと思う。
3.ミシェル 使い詰めでも馬は元気なのですが、レースぶりが良くなってきませんからねえ。現状では苦戦が続きそうですね。
4.ブリリアントアリス 前走は間隔が開いていた分の影響があったよう。スピードに乗り切れませんでした。状態自体は悪くないので頑張ってくれると思います。
5.サウンディングベル 長い距離でももう少しやれると思いましたが、対応し切れませんでした。短距離では安定した成績を残しています。見直したいところです。
6.ルッセカッテル 位置を取りに行くと止まってしまいますし、出たなりで流れ込むのが精一杯という現状です。キッカケがないことには……。
7.ローツェフェイス 前開催を休ませましたが、引き続いていい状態。クラスが上がったので強気一辺倒とはいきませんが、能力面で見劣ることはありません。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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