【兵庫】〔重賞〕新春賞 回顧
◆2014・新春賞あとがき◆
5番人気・ニシノイーグルが直線の叩き合いを制し、このレース連覇を果たした。イーグルは重賞3勝目。鞍上・川原は重賞通算93勝目。
好スタートを切ったのはダイナミックグロウ。マンボビーン、ハイパーフォルテが先行集団を形成した。ホクセツサンデー、エリモアラルマはその後ろ。ニシノイーグルは後方から2番手で待機した。向正面に入ってから中団のエーシンクリアーが仕掛け、ペースが上がる。イーグルはまだ動かない。3角過ぎてグロウ、アラルマにサンデーが並びかける。大外を回ってイーグルは4角4番手で直線を向いた。早々に斤量58・5キロのトップハンデを背負ったサンデーが後退。アラルマが先頭に立ち、イーグルが直線半ばで並ぶ。競り合う2頭。だが、イーグルが残り50m付近で交わし、そのまま押し切った。2着には3番人気のアラルマ、3着は6番人気グロウ。
「このまま終わっていく馬かと思ってた。よく走った。2014年の最初の重賞を勝ててホントによかった」と川原。橋本和師も「狙い通りの展開に持ち込めた。正一(川原)がよく乗ってくれた」と鞍上を褒め称えた。
【2014.1.3 スポーツニッポン 古野 公喜】