【開催見解】第27回園田競馬(2/24~27)

先週木曜日、名古屋で行われた梅桜賞に勝ったのは兵庫県馬ユノエスケープ。-13キロが気になったものの救いはその数字ほどイレ込んでいなかったことで向正面一気に動いて堂々の差し切りだった。順調に成長し続ける同馬、今後はグランダム・ジャパン路線に進むのか、それともJRA参戦か。ともあれ今後もまだまだ期待できる器、ご声援のほどよろしく。しかし、この一戦で(2)着に敗れたトーコーニーケも存分に粘っこさを引き出した。直線、内からの盛り返しは地力強化を示すもの、この馬の今後も楽しみでならない。また(4)着に入ったアヴェスターも長距離輸送を克服した点に大きな意味がある、この馬もまだ伸びしろのある一頭だ。それにしても今年の兵庫3歳馬は交流戦に強い、今後のこの流れが続き ますように…。尚、翌日の梅見月杯に出走した兵庫3頭はラストキングが(2)着、エーシンクリアーが(3)着、インバルコが(9)着。


 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(25~27日)の3日間開催。この期間中のメインは27日に行われるA1級の1400メートル戦、人気になりそうなのは1400メートルは安定走行のオメガキングコング、着差以上の内容だった前走に完全復調ムードだ。次いで昨暮れ以来となるもののマッハタイザン、先週回避で乗り込みもシッカリやった、距離不問のレース巧者であり、まず大きく崩れることはない。タガノブリガデイロは前2走の負け方が多少気懸かり、それでもこのメンバーなら底力は抜ける。向正面でズブささえ出さなければ…。サワノファインは前走オメガキングコング相手にコンマ 1差の(3)着、9歳にはなったが、自分のペースで走れさえすればまだまだ上位に顔を出せるだけの力はある、先行ペース次第でソロソロ一発があっても良さそう。


 26日はB1B2級混合の1230メートルがメイン。1230メートル戦に鞍替えしてから連続(2)着のエクサイティングが断トツ人気になりそう。距離2走目だった前走が先行有利のペースになりながらも上がり最速の脚を駆使してシッカリ伸びてきた、あの内容からも今度こその期待大だ。タガノバベルもこの距離なら安定感十分。多少レース間は開いたものの乗り込みに不足はないだけに当然ここも上位争いだろう。3番手以降がやや微妙、穴っぽいのは降級2走目コスモサイキック、1230メートル戦は初めてだが、一瞬のスピードはあるだけに前走のような内回りの競馬で脚を 矯めれるようなら大駆けがあっても…。また今回から園田転厩となったオオエピクシーも輸送のない地元戦なら本来の行き振りが戻ってきてもおかしくない。


 尚、この日の準メインには7馬身、9馬身、10馬身で目下3連勝中のトウショセレクトも出走、同馬が余りにも強く頭数も僅か8頭となってしまったこの一戦、今度はどれほどの差を付けるのか、この点にもご注目頂きたい。


 25日はB1級の1700メートル戦がメイン。安定感ならエイユーリスペクトなんだが、どうしても一瞬反応が鈍くなる点が解消できずでなかなか勝ち切れない。それだけに他馬の台頭も十分考えられ、混戦必至だろう。降級馬はディーエスハスラー、ルーズベルトの2頭、共に前走時とは一変の乗り込みを消化だけに一変ムード漂う。逆 にエーシンクーフランは昇級戦、それでもなかなかの根性を秘めるし、まだまだ伸びしろもありそう。今は無き福山での重賞2勝馬サマースピードもソロソロ変わってきても…。 
 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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