【兵庫】第11回園田チャレンジカップ 回顧
【デイリースポーツ賞 第11回園田チャレンジカップ 回顧】
遠征馬4頭中、3頭までは発汗が目立った。しかし、名古屋クリスタルボーイだけはまったく初馬場に動じることもなく平常心を保っていた。さすがは歴戦の兵である。ゲート内も大人しいし、スタートも抜群、そして何よりも加速力が抜群だった。果敢とハナ狙いに行ったスナイルヴィジットもそのスピードには脱帽、直線半ばではスタイルを変えざるを得なくなったほど。3番手に付けたサワノファインが向正面、結構攻めて行くもなかなかプレッシャーを与えるまでには行かず結局は2着ラッキーフラワーに2馬身半差、まだまだ余力を残しての完勝だった。
しかし、2着ラッキーも走っている方、直線はシッカリと伸びたのだから相手が悪かったと言うしかない。3着にはタガノブリガデイロ、最後は脚が上がってしまったものの勝負所の動きは久々にこの馬らしさ。次走以降へ何らかのキッカケになったはず。4着はサワノファイン、早めにクリスタルにプレッシャーを与えに行った分、踏ん張れなかっただけ。差があったとは言えまったく悲観する内容でもなかった。5着はハイタッチ、好位内でいい流れになったものの最後まで同じような脚色で。2番人気エーシンユリシーズはそのあと、弾けた追い切りでの動きが勝負所で引き出せず、残念な結果に。
【2014.9.5 競馬キンキ 北防 敦】