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【開催見解】第22回園田競馬(12/29~31、1/2~3)

 兵庫ゴールドトロフィーはまたもJRA馬の勝利だった。見事逃げ切ったのはメイショウコロンボ、初めての地方ダートでどんな走りになるのか、期待と不安が交錯したが、パドックでの気配を見て、あぁこの馬にやられてしまうのかな?の思いがよぎり、案の定スタートを決めてからはあとはもう楽々。2着浦和ジョーメテオ以下の追撃を封じた。更に進化を遂げる5歳、恐らく今後は地方交流重賞の顔になっていくのであろう。JRAダート界にまた新星が現れた。しかし、2着ジョーもまた見事な走りだった。逃げるコロンボを自らの手で捕まえに行っての2着は自力で掴んだもの、少しでも展開面の助けでもあれば1着ゴールも夢でなかったであろう。こちらは来年の地方競馬を代表する馬になりうる可能性十分。3着が高知のサクラシャイニーで4着が地元兵庫のタガノジンガロ。[2][3][4]着馬は地方勢が占めたことに。

 

 サテ年末年始の園田競馬は29~31日までが前半3日間、元日1日休んで2~3日が後半2日間となる。この期間中の目玉は31日に行われる2歳重賞、園田ジュニアカップ&3日に行われる4歳以上のハンデ重賞、新春賞。ジュニアカップの有力どころは地元馬のみの戦いでは一度も負けていないトーコーヴィーナス。前走57kgを背負ったダメージは皆無、これまでの勝ち振りからも単不動と見るのが妥当だろう。そんなワケで注目は2着争い。デビューから圧勝続き3連勝中のインディウムがここでどんな走りを見せるのか。まだまだ伸び代のある逸材、木村Jがヴィーナス騎乗となったことで代打騎乗は川原J。何となく更にうまさが加わってきそうな感じがする。前走ヴィーナスにコンマ1差まで迫ったポッドライジング、確実に伸びてくるポムショコラ、エムアイアックスも当然圏内。

 

 新春賞は打って変わって大混戦の予感。園田金盃の勝ち馬トーコーニーケは前走比+1.5kgの55.kgを背負うことになるし、同2着のハルイチバンはこれまた前走比+2kgの58kg。同じく2着同着ラヴフェアリーは+1kgの55kgで4着シルクシンフォニーは据え置き54kg、5着ニシノイーグルは-0.5kgの55.5kg。この微妙な差がそれぞれにどう影響してくるか。中でも注目はハルイチバン、秋の姫山菊花賞から3連続の2着、なかなか勝てなくなってしまったものの誰もが認める底力No.1馬。ここ2走は展開、馬場に泣いただけに今度こそはキッチリ決めたいところだろう。トーコーニーケは前走同様の前残り狙い。確かに前走のような渋った馬場は大得意とは言え今なら良馬場になってもまったく見劣ることはない。馬体も一層充実してきたし、ここも小細工なしの逃げに徹する。ハルイチに次ぐハンデは57kgのエーシンクリアー。口角が腫れて2カ月弱、間隔は開いたものの22日の能検では向正面一気に動いて好仕上げをアピール。体重が増えつつあることも好材料で一角崩し以上の存在になりそう。兵庫ダービー馬トーコーガイアは56kg。前走1400m戦を叩いたことで思惑通り気合も乗ってきた。古豪イーグルは3連覇を狙っての出走。ややパワーの薄れは否めないが、前走5着にようやく復調の兆し、それだけに今回は余計に怖い。

 

 29日のメインB1級1400m戦は前走スタート後に躓き流れに乗り切れなかったエーシンザピークの巻き返しが濃厚。難解の次位争いは1400m戦でうまく折り合いが付きそうなキセキノチャンスが一番手。叩き2走目、前走時以上に攻め上げたキョウワレイが2番手と見る。

 

 そして翌30日のメインには転入後いまだ無敗のトラディションが登場。あのトランセンドの半弟ということもありファンも多い。恐らく今回も楽逃げの可能性大でどれだけ楽にどれだけ強く勝つかに注目が集まる。2着候補は転入2走目ミッキークリスエス、前走ゴール前で不利のあったパワーローラン。他にも好メンバー、好レースが満載です。更に29日には人気のゆるキャラ多数登場の紅白ゆるキャラ合戦なども企画され、期間中は大人から子供まで存分に楽しめる園田競馬となっております。年末年始は寒さも忘れるぐらい熱い園田競馬にどうぞ脚をお運び頂きたい。

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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