【開催見解】第3回園田競馬前半(4/28~30)

 A1級に上がっても連勝を伸ばすだろうと思われたエーシンプレジャーが2着に敗れた。A1級のカベだったのか、それともこれまでほどのデキでなかったのか。敗因は色々あるだろうが、元々暑さにはそう強い方ではないだけに最近の気温上昇を気にしたことは事実で現に追い切りも前走時ほど弾けなかった。夏本番がやってくるまでに巻き返しはあるのかどうか、今後が注目されるところだ。しかし、それにしても強かったのが名古屋、東海クイーンカップに参戦したトーコーヴィーナス。こちらも当日の暑さが気になったと言うが2着馬に6馬身差を付けた。これでグランダムポイントも19点で一躍1位に。次走予定は来月12日の園田のじぎく賞、ここに勝てば同シーズンの優勝は間違いあるまい。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(28~30日)の3日間開催で期間中のメインは29日に行われるA1級の1400メートル戦、主役は目下2連勝中のマルトクスパート。初めて57キロを背負った前走が辛勝だったものの今回は追い切りの段階から弾けただけに前走時以上に強く勝つ可能性大。ただ怖いのは軽斤量馬の競りかけ。上下5キロの斤量差があるだけに…。因みにこのマルトクスパートの母はマルトク、桜花賞を制したレッツゴードンキの半兄にあたり、まさに今が旬の逸材でもある。良馬場となって浮上ムードはデンコウチャレンジ、僚馬スマイルヴィジットがテンに動いてマルトクにプレッシャーを与える展開にでもなれば直線強襲があるかも。インプレスシアトルは昨暮れ以来、丁度4カ月ぶりになるものの能検、追い切り内容からもいきなり動ける仕上げ。初戦から勝ち負けになってきてもいい。ヒシサブリナも調子の良さだけならヒケは取らないし、前走、名古屋コースが合わなかったエリモミヤビも地元戦なら…。

 

 30日はB1級の1700メートル戦がメイン。少頭数になりそうで先行するマイネルアルティマにとっては絶好の流れになりそう。前走2着に粘った渋とさからも距離も1700メートルの方が向く。7カ月ぶりで3着好走したのがマーブルデイビー、馬体は丁度いい感じに絞れてきたし、当然今回はあれ以上の走りOK。ニュースフラッシュ、サクラキングオーの差しコンビはどこで動いて行くのか、仕掛けどころがカギになりそう。

 

 28日はB1級の1400メートル戦がメイン。注目はチェリーベアハート、前走2着は57キロを背負ったことよりも直前の追い切りで時計が出ず、当日の計量で+11キロと重めが残ってしまったため、みっちり鍛え込んで本来の時計が出た今週はまず本領発揮間違いないだろう。ドンクーガーは前記チェリーと前走同タイムの3着。しかも直線の脚は目立っただけに展開が向くようなら逆転シーンが無きにしもあらず。キセキノチャンスは折り合いだけ、前走でも前半はかなり手こずっただけに早めに自分のスタイルを確立させたいところ。攻め強化サチノポピーはこの距離未勝利でも着実に粘りは強化中だけに侮れぬ存在になってきそう。

 尚、この3日間は次週4日間の出走枯れを防ぐためにA1、A2級以外はフルゲート10頭での実施となりますので当然のことながら馬券は当てやすくなるはずです。園田競馬にご期待、ご注目下さい。

 



(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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