【開催見解】第8回園田競馬前半（7/1～3）
先週金曜日、川原Ｊは５勝の固め勝ちを収め同時に通算4800勝を達成した。これで今年、上半期を終えて118勝、昨年並みのペースではないもののこれだけ元気、充実する56歳もなかなか居たもんではない。来週火曜日には大井でのスーパージョッキーズトライアル2015第１ステージにも参戦、金沢でのワイルドカードを見事クリアした大ベテランはここも軽～く突破を狙う。その前に今週３日間で一層の弾みを付けるか。
園田競馬は水、木、金曜（１～３日）の通常開催。期間中のメインは３日に行われるＡ１級の1400m戦、とにかく、ここは豪華メンバーが揃いそうである。まず目下Ａ１級３連勝中トウショウセレクト、転入後10連勝を遂げ、いよいよＡ１級入りとなったヒャクマンバリキ、そして前走タイレコードを刻んだニホンカイセーラ。何れも◎に相応しいだけの成績、状態だけに今後、他場遠征等を含めた重賞前哨戦と言えるかも。他には堅実派エリモミヤビ、タガノバロット、エーシンザピークら。
２日はＡ２Ｂ１級混合の1700m戦がメイン、勢いなら断然ユニフィケーションとなるのだが、初めてのＡ２級でいきなり57kg、そんなに馬格のある方ではないだけにこの点が最大のカギとなるかも。初陣トリニティチャーチは好調教を見せた。ＪＲＡ２勝馬で1000万条件での２・３着がある実力馬、近走内容も悪くはなくいきなりが狙い目となりそう。決め脚のあるシャトーコジーン、ウインバースも当然圏内だが、追い切りで弾けたのはバースの方、現級も２度目だけに当然、前走（５着）以上を 狙いたいところ。
１日はＪＲＡ500万級との交流、淀川特別がメイン。過去のデータからもまずＪＲＡ勢優位は動かないところか。トラキチシャチョウは1000万級からの降級戦、これだけでも大きなアシスチがあるのに鞍上には川原Ｊを迎えた、仕上がり状態も良くこれでもう鬼に金棒状態か。マハーシュリーには木村Ｊ、わざわざ美浦からの遠征だけにこちらも勝算十分。地元勢では前走は実に強かったドゥーイット、折り合いさえスムーズならまだまだ伸び代は見込める好素材でもある。
尚、今週からは３歳古馬混合戦、難解レースが続くが近年のデータからは３歳馬が若干有利か。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
