【開催見解】第5回園田競馬後半(6/1~3)
6月16日の兵庫ダービーと同じ1870mで行われた先週木曜日の3歳A級、勝ったのはハタノキセキ、初めての下原Jとのコンビでアッサリ逃げ切りだった。これで前走1700m戦に続いての連勝、本番へ向け一層弾みが付いた。2着ケンキャクハーバーもひとまず距離にメドは付いたし、こちらも視界良好。逆に一体どうした、?マークが付いてしまったのはノブタイザン。2走目で馬体は回復していたものの向正面一瞬、反応しただけで直線はまったく伸びずの5着、最下位入線。木村Jに気合を注入されたことでの上積み、前進に期待するが、果たしてどこまで変わってくるのか。
サテ今週からは待ちに待ったナイター開催、その金ナイター。そのため園田開催は水、木、金曜にシフトチェンジされる。開幕日のイベントはサンバチームによる盛大なお出迎え、岩田&デムーロJのトークショーなどなど、皆様お誘い合わせの上、ご来場お願いします。そんなわけで今週は1~3日(水、木、金曜)の3日間開催で期間中のメインは3日のA1A2級の1230m戦、一番人気になりそうなのは前走、名古屋での東海桜花賞2着のドリームコンサート。多少間隔が開いたものの先日の能検では太め感のない体で出てきた、闘争心も欠いていない、出走ならズラリと◎は並ぶものだろう。エイシンアクロンは前走、今回と同じ条件を2馬身半差付けての楽々逃げ切り。距離適性が十分にあるところを見せつけたし、斤量差を生かしての上位狙い。その時の2着だったのがランドクイーン、スタートで躓きタイミングが 合わなかっただけに巧発さえ決めればあれほどまでの差は付かないだろう。マルトクスパートは前走が案外だったものの1230m戦は5戦して4勝、2着1回と連対パーフェクト、出走なら当然、人気となろう。
2日はA2級の1700m戦がメイン。
前走の川崎遠征は57kgを背負った上に輸送中のハプニングも影響、本来のスピード、粘りを引き出せなかったトーコーヴィーナスの反撃に期待する。キョウワアーサーもこのメンバーなら格好は付けるだろうし、前走一旦後方まで下がりながらも再び盛り返したモンスターバローズも上位争い必至。距離不問でいい脚を使うニシノクラレットも引き続き好調、自己条件に戻ったトウケイロイヤルの逃げも気になるし、ひと波乱、ふた波乱があるかも…。
1日はB1 級の1870m戦がメイン。転入初戦大楽勝エイシンイーストに逆らう手はなさそう。57kgもJRA時代に何度も経験済み、まず死角は見当たらない。焦点は次位争い、前走馬場に泣いたサウザンドエースの反撃を一番手にレース面に幅が出てきたスチブナイト、相手なりに走るハヤイガナ、単騎逃げに持ち込むことができそうなマイアヴァロンへ。
(文:競馬キンキ 北防 敦)