【開催見解】第29回園田競馬前半(3/21~3/23)
先週木曜日のA1級を制したのはタケマルビクター。除外を挟んだとは言えこれでA2級A1級連勝となった。思えば昨年の菊水賞2着馬、まぁこれぐらいは走って当然なわけでもある。
因みに今年の新春賞を制したのは同3着だったエイシンニシパだし、今月の六甲盃で2着したアサクサセーラは同4着馬。目下B1・A2連勝中のブルーウィザードは同5着だし、同6着のノブタイザンも漸く復帰戦(21日)を迎える。
他にもハタノキセキ、ケンキャクハーバー等も常に主役候補だし、4歳世代の台頭が一層、園田競馬を面白くさせる、今後もご期待頂きたい。
サテそんな園田競馬にも新名所ができた。お座敷投票所である。しかもキャッシュレス投票となり、更に寛ぎながら馬券を購入できることに。会員登録が必要ではありますが、どうぞご利用頂きたい。
今週は通常通りの火、水、木曜(21~23日)の3日間開催です。
21日はA2級の1230メートル戦がメイン。前記ハタノキセキに人気は集中するだろう。前走は同じ57キロを背負った3強相手、目に見えぬプレッシャーからか、いつもより早めの仕掛けになり最後は失速しただけ。今度は自分の競馬に徹して即反撃だろう。逃げるのはスマートエビデンス、前走が実に粘っこい二枚腰で2着、馬場2走目の上積みも相当か。ナナヨンハーバーはA1からの降級、多少レース間は開いたものの乗り込みに不足はない。
22日はJRA500万級との交流、逆瀬川特別がメイン。ここも人気は前記4歳馬ケンキャクハーバー、3カ月弱ぶりの前走が見せ場十分の2着、中1週で臨む今回は当然上積み十分だし、過去JRA交流戦は1・2着の好成績を残す。そこまで強そうな馬の遠征もないだけに中心は任せられそう。相手はJRA勢、叩き2走目ワンダーバイファルがその筆頭と見るが、他の遠征5頭には何れも兵庫県騎手が騎乗だけにこれが一層、レースを難しくさせるかも…。
23日はA1級の1870メートル戦がメイン。ここも人気の中心は前記4歳馬アサクサセーラ、使い込んでメキメキと力を付けてきた1頭、最近は更に逃げ脚に磨きもかかってきたし、背57キロになっても即クリアの可能性十分。実績的にエイシンホクトセイ、バレーナボス、メイショウヨウコウあたりが次位有力だが、近走が伸びそうで伸びきれないの連続、それだけに勢いのあるビーチブレイブ、キング ブラーボの台頭も十分か。
(文:競馬キンキ 北防 敦)