【開催見解】第1回園田競馬後半(4/11~13)

 9日の佐賀競馬は凄かった。同地リーディング山口勲Jが騎乗機会6連勝の偉業を達成したではないか。しかし、それ以上に凄かったのはメインのル・プランタン賞を制した兵庫、松浦聡厩舎スターレーンである。門別からの転入初戦快勝後は5連続[2]着、なかなか勝ち切れなかった同馬だが、ここに来ていよいよ本格化ムード。この度のレース振りには相当な成長も感じた。このあとは来月の園田のじぎく賞、恐らく人気の中心となることは間違いなさそう。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(11~13日)の3日間開催で期間中のメインは13日に行われる第49回菊水賞。主役はデビューから5連勝中のマジックカーペット、恐らく右から左まで◎が並ぶことだろう。それぐ らい3歳になってからの2走も充実した内容だし、馬体完成度もひと際目立つ。しかもその上に展開も不問と来れば○以下の印にする要素が見当たらない。対抗格はブレイヴコール、昨暮れジュニアカップ終了後の充電で一層パワーが付いてきたことは確か。マジックにどこまで迫れるか。ナチュラリーは今年に入ってJRA遠征が2度、そのためか体重が思ったように増えないが、潜在能力は上位。当日少しでも体重が増えていれば…。イオタイザンは前走マジックに完敗の[2]着、あの内容からも逆転まではどうか?だが、マイタイザンの半弟、大一番に強い血統でもある。

 

 12日はJRA500万級との交流、由良川特別がメイン。断然一番人気の支持を集めるのはケンキャクハーバー。とにかく今回と同じ条件、 前走交流戦が強かったこと。相手が強い方、ペースが速くなった方が折り合いの付くタイプ。それだけに交流ペースの方が気分良く走れる、状態も頗る安定だけに連勝の期待は高まるばかり。次位争いは混沌、ひとまず岩田J騎乗のネフェルティティに期待だが、下原J騎乗のマルカロゼッタも大化けの可能性十分。イワバシルは岩手3連勝を挙げてのJRA再登録だが、この3連勝がほとんど馬なり。まだまだ伸びしろ十分で軽く扱うと痛い目に遭うかも。

 

 11日はA2級の1,400m戦がメイン。ドリームポリーニは連勝ストップ後、[4][2]着だが、前走は勝ちに等しいだけの好内容、馬体も持ち直したし、完全に軌道修正完了した。5走前、内枠で若干もたついた経緯があるだけにポイントはこの最内枠だけと言えよ う。エンジェルミディは前走直線でやや窮屈になるシーン、それでいてドリームから0秒3差だから立ち回りひとつでチャンス十分。転入初戦アキノクリンチは安定した先行力が武器、過去には1年5カ月ぶりでも勝利したほどだから能力は高い。他ではレース巧者アダチヤマ、後半のひと脚に賭けるニシノイーグル、アルカナなど。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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