【開催見解】第2回園田競馬前半(4/18~20)

先週木曜日に行われた菊水賞は圧倒的一番人気に支持されたマジックカーペットの完勝。出遅れたときには場内に悲鳴とも思える叫びが響いたが、調教状態、仕上がり状態を見ている当方からすれば何の心配もなし。これはいいハンデになると思えて仕方がなかった。結果マイペースに持ち込んだブレイヴコールに0秒2差、終わってみれば着差以上に強い競馬だった。3着ポッシビリターズも大健闘だったが、この世代、今のところはマジックがただ1頭S級、ブレイヴがA級、3番手以下は熾烈な横一線模様と言っていいだろう。果たして勝ったマジック、次走はJRA勢が揃う兵庫チャンピオンシップに向かうのか。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(18~20日)3日間開催で期間中のメインは20日に行われるA1級の1400m戦、出走予定は昨年の園田金盃優勝馬バズーカ、目下11連勝中のトランヴェール、そして昨年の園田チャレンジカップ2着馬タガノギャラクシー。いずれもがブランク明けとなるだけに仕上がり状況がカギを握るが、3頭とも調教量に不足なし。いきなり全力発揮となるであろう。無事順調の強味を生かしたいのはエイシンアトロポス、逃げ脚冴える近走は高く評価できる。

 

 19日はB2級の1400m戦がメイン。能力上位ワイドヴィンチェレは叩き2走目、エターナルウインドは前走が競走除外だけに実質1年2カ月ぶりの実戦、果たしてどこまでレース勘が戻っているのか。絶好調の強味はシーズアレインボー、ここ3走が好調馬揃いの中で(1)(1)(2)着だからその充実ぶりは凄まじい。デルマアツヒメは走り慣れた1400m戦でどこまでの反撃があるか。前走は結構外めを回ったことも事実で…。相手なりに動けるキクノグラード、ライクエグザイルも圏内で。またこの日は先日の皐月賞で大金星を挙げた松山Jも交流戦騎乗で参戦しますのでどうぞお楽しみに。

 

 18日はB1級の1400m戦がメイン、転入初戦圧勝エイシンサブウェイに連勝の期待が高まる。背1キロ増でもあの勝ち振りなら特に問題はないような気がするが…。2着候補筆頭は距離不問、展開不問でソツなくこなすルミナス、広瀬Jとのコンビも板についてきた。サトノコスミックも堅実派、まず大崩れすることはない。連続2着キザシも一層調子を上げてきたし、前走出遅れたエイシンキロオルも五分のスタート決めれば…。なお、この日からは永井、長谷部の新人騎手ふたりもデビューしますので応援のほどよろしく。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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